1年で人気車の顔ぶれに変化あり? 王者プリウスの代わりは? 新車販売の変革期はコロナが影響か
2019年7月と2020年7月の新車販売台数において、人気車種の顔ぶれが大きく変わっていました。この1年でどのような変化があったのでしょうか。
コロナ禍の影響はどうだった?
登録車販売台数の5位以降にもこの1年で変化が見て取れます。
2020年7月の6位はトヨタ「アルファード」(8448台)、7位日産「セレナ」(7686台)、8位ノート(6730台)、9位トヨタ「ルーミー」(6528台)、10位シエンタ(5344台)です。
2019年7月の6位ルーミー(9477台)、7位カローラ(8849台)、8位セレナ(8791台)、9位フィット(8663台)、10位RAV4(8646台)となっています。
ここでの注目は、トヨタの高級ミニバンといえるアルファードが2020年7月に6位にランクインしていることです。
アルファードは、2020年4月から7月において5位から6位を維持するとともに、約5500台から約8500台の間をコンスタントに販売。エントリーグレードでも350万円からと決して安い車種ではありません。
しかし、近年ではプリウス同様にブランドが確立してきたことや、法人需要の増加が販売台数を押し上げている要因だといいます。

また、2019年7月、2020年7月の上位車種以外の販売台数を比較すると、2019年7月では公表される50位のほとんどが前年比80%を超える状態を維持していました。
しかし、2020年7月では50位のうち約7割が前年比70%を下回る結果となったのです。この背景について、前述の中古車販売店スタッフは次のように話します。
「これは新車・中古車問わずいえることですが、どちらも新型コロナウイルスの影響が大きいです。出たばかりの新型車や人気車、話題車などは、やはりコンスタントに売れるものですが、それ以外のある程度落ち着いた車種だと、『コロナ禍のいま買わなくても』というのがあるのかもしれません」
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コロナ禍により2020年4月7日から5月25日に緊急事態宣言が発令・解除されたものの、2020年8月上旬には新規感染者が増加傾向にありました。
今後の国内市場はどうなるのか予想出来ないですが、新型車はある程度売れている以上はまだ最悪の状況下ではないようです。
Writer: くるまのニュース編集部
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