普通の車でも大丈夫!? プロに聞く初めての「車中泊」のポイント
道の駅で車中泊するときに気を付けるポイントは?
一般社団法人日本RV協会が発行する「キャンピングカー白書2020」によると、キャンピングカーユーザーの80.3%が、道の駅で車中泊しています。
続いて高速道路のSA/PAが56.8%、以下、低料金で車中泊ができるRVパークが42.1%、キャンプ場が40.6%となっています。
2018年の同協会での一般的なクルマのユーザーも対象にしたアンケート「クルマ旅のスタイル」でも、車中泊をした場所で多かったのは道の駅が61.8%、SA/PAが12.9%でした。
車中泊が注目されている背景には、道の駅のブームが関係しているといえるでしょう。
「地域とともにつくる個性豊かなにぎわいの場」をコンセプトとした道の駅は、1991年に全国12か所で社会実験的に始まり、1993年から本格的に103か所からスタート。現在(2020年7月1日時点)では、全国に1180駅が登録されています。
前出の浅井氏が道の駅巡りを始めた2014年ごろに比べ、最近の道の駅ではキャンピングカーだけでなく、一般のクルマで車中泊をする人も増えているといいます。
車中泊の行動で一般的なのは、目的地の近くで24時間利用できる道の駅(高速のSA/PA)の駐車場で仮眠をとって、翌朝から目的地で観光を満喫するというものです。
道の駅では温泉施設やエンタメ施設が利用できることもあり、早く着けばそれらも楽しむことができます。
「駐車スペースは宿泊場所ではなく、あくまでも休憩や仮眠をするのが前提です。誰でも利用できますが、スペースは限られています。キャンプ場のようにテーブルや椅子を出すことはもちろん、そこで調理をするのもNGです」(浅井氏)
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車中泊の一番のメリットは、宿の予約や行き先にしばられないで自由に旅ができることです。
しかし、道の駅などでは、車中泊利用者のマナーやルール違反などが問題視され、車中泊が禁止されているところがあります。
道の駅で車中泊する場合は、可能かどうかを事前に調べたうえで、マナーやルールを守っておこないましょう。
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