爆売れSUV トヨタ新型「ハリアー」は低燃費? 気になる実燃費を速攻調査!
2020年6月にフルモデルチェンジしたトヨタ「ハリアー」ですが、実際の燃費はどれくらいなのでしょうか。ハイブリッドモデルの燃費を、高速道路やワインディング、一般道を走って測定してみました。
予約殺到! 新型ハリアーの実燃費はどれほど?
1997年に初代モデルが登場し、「高級クロスオーバーSUV」という新ジャンルを確立したトヨタ「ハリアー」は、世代を重ねるごとに人気が上昇しています。
2020年6月に発売された4代目となる新型モデルは、月販目標台数3100台のところ、登場から約1か月でおよそ4万5000台という受注台数を叩き出しました。
これだけ注目度の高い新型ハリアーだけに、実燃費が気になるところです。早速実車を走らせて、燃費調査を実施しました。
今回テストに借り出したハリアーは、2.5リッターハイブリッドを搭載した、電気式4輪駆動の「E-Four」仕様で、最量販グレードとされる「G」です。
中間グレードではありますが、必要な装備はほとんど標準で備わっており、満足度の高い仕様といえるでしょう。
ハリアーハイブリッドのWLTCモード燃費は21.6km/L、市街地モードが18.9km/L、郊外モードが24.2km/L、高速道路モードが21.4km/Lとなっています。
Gグレード(ハイブリッド/E-Four)の車両重量は1730kgということを考えると、信じがたいカタログ燃費ではありますが、実際のところはどうなのでしょうか。
燃費テストは、高速道(首都高→東名→小田原厚木道路 小田原西インター)、ワインディング路(ターンパイク箱根→箱根新道→西湘バイパス 西湘PA)、一般道(国道134号→国道246号)の3セクションとし、約225kmの道のりで実施しました。
その結果は、225.0kmの走行で燃費は22.5km/Lという数値になりました(車両の燃費計の数値から計算)。
カタログ上での燃費数値は、WLTCモード燃費で21.6km/Lとなっていますから、若干ではありますが、WLTCモード燃費を超える結果となりました。
なお今回の走行は、エアコンは24度設定のフルオート、クルーズコントロールは未使用で走行モードは「NORMAL」としています。
●高速道
走行距離:86.0km
実燃費:25.6km/L
都内を出発し、首都高速から東名高速道路を経由して、小田原厚木道路の終点まで走る高速区間。
テスト実施時は、首都高で渋滞にはハマってしまったものの、それ以外のルートは渋滞もなく淡々と走行したところ、燃費は25.6km/Lと予想以上の数値をマークしました。
高速走行は、エンジンがかかってしまうことが多いシチュエーションですが、耳に入るエンジン音はかなり抑えられており、むしろ風切り音とタイヤのパターンノイズの方が目立つほどでした。
さらなる長距離快適に移動したいという場合は、静粛性を重視したタイヤに交換してもよさそうです。
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