韓国SUVがガチでカッコイイ!? 東南アジアで日本車より人気なワケとは
日本車との価格差は現地価格で約100万円
日本車と比較すると、その価格差がはっきりとあらわれます。フィリピンでは、トヨタが現地で販売するSUV「フォーチュナー」の最上級グレードが230万1000ペソ(約496万円)に対して、韓国のSUVであるヒュンダイ「ツーソン」は最上級グレードが188万5000ペソ(約400万円)と、約100万円もの開きがあります。
同じく韓国車ブランドの「キア」から販売されているSUV「セルトス」は、最上級グレードでも150万5000ペソ(約325万円)、エントリーグレードは109万8000ペソ(約236万円)からと、ツーソンよりもさらに低い価格設定となっています。
セルトスに近いボディサイズのクルマとしてマツダ「CX-30」がありますが、フィリピンでの価格はエントリーグレードでも149万ペソ(約320万円)となり、やはり約100万円もの差があります。

また、マレーシアではトヨタ「C-HR」が販売されていますが、価格が14万4336リンギット(約363万円)からであるのに対して、ツーソンは12万3888リンギット(約312万円)からなど、そのほかの国でも大きな価格差が存在。
装備面で比較すると、フォーチュナーの下位グレードではヘッドライトが昔のクルマのようなハロゲンランプであるのに対し、ツーソンは全グレードにプロジェクターヘッドライトを採用しています。
さらに、リアバンパーには駐車用のパーキングセンサーも標準装備され、オートワイパー、坂道発進用ブレーキ、車速に対応した自動ドアロック、自動調光ルームミラー、ワイヤレス携帯充電器など、非常に充実しています。
価格面や装備面、そして現地ニーズに合わせた車種展開によってシェアを伸ばしている韓国車は、今後も日本車にとって無視できないライバルであるといえるでしょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
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