子どもに聞いてみた! チャイルドシートは何が良い? 選ぶポイントとは

小さな子どもを乗車させる時の必需品として、チャイルドシートがあげられます。しかし、さまざまな種類が展開されており、何を選んでいいか分からない人も多いなか、安い買い物ではないため失敗もできません。そこで、今回はチャイルドシートの種類や正しい選び方について解説します。

対象年齢によって変わる? チャイルドシートの種類

 6歳未満の小さな子どもをクルマに乗せる際は、チャイルドシートの利用が義務付けられています。子どもの命を守るための欠かせないアイテムですが、選び方を間違えると本来の効果が発揮されず、万が一の事故に備えることができません。子どもと安全なドライブを楽しむためには、どのようなものを選べばいいのでしょうか。

年齢にあった適切な取り付けをすることで子どもの命を守ることができる
年齢にあった適切な取り付けをすることで子どもの命を守ることができる

 チャイルドシートの使用については、道路交通法の第七十一条の3で義務付けられていますが、警視庁が発表するチャイルドシートの使用状況によると、全体の約3割が不使用であることが判明しています。

 また、年齢別の使用率を確認すると、1歳未満から4歳までは7割以上を占めるなか、5歳になると全体の5割程度です。

 さらに、適切な取り付け・着座の割合について適切な着座割合では「乳幼児用:56.7%」、「幼児用:39.1%」、適切な取り付け割合が「乳幼児用:42.3%」、「幼児用:32.9%」、「学童児用:52.1%」となり、子どもの年齢が上がるにつれて、正しい装着方法による取り付け率が低くなります。

 適正使用者と比較すると、チャイルドシートを使わない場合の致死率は約11.1倍に及ぶほか、チャイルドシートを使用していても、正しく装着できていなければ本来の機能を発揮することができません。

 警視庁では、正しい利用方法として、「子どもの体格に合わせて、座席に確実に固定できるものを選ぶ」、「助手席用のエアバッグを備えているクルマはなるべく後部座席で使用する」、「助手席で使用させるときは、座席をできるだけ後ろまで下げ、必ず前向きに固定する」、「チャイルドシートは座席に確実に固定する」と説明しています。

 一言でチャイルドシートといっても大きく3つの種類に分けることができます。

 新生児から乳幼児向けの「ベビーシート」は、首が座っていない赤ちゃん向けの寝かせるタイプのシートで、対象年齢は0歳から4歳まで、身長70cm以下、体重9kgから18kgまでの子どもが使用可能の目安です。

 ベビーシートを体重10kg未満および15kg未満の子どもが使用する際は、クルマの進行方向に向かって後ろ向きに乗せるよう設計されています。

 幼児向けの「チャイルドシート」は、首が座り、一人で椅子に座れる状態になった幼児期から使用できるシートで、対象年齢は1歳から11歳、身長65cmから100cm、体重9kgから36kg以下の子どもが目安です。

 児童向けに開発された「ジュニアシート」は、対象年齢は3歳から11歳、身長140cm以下、体重15kgから36kg以下の子どもが目安です。

 座席を上げて背の高さを補えるほか、腰ベルトの位置を子どもの臀部に合わせることもできるので、大人と同じようにシートベルトも使うことができます。

 チャイルドシートを選ぶ大前提として、子どもの年齢に合わせたものを利用することです。それぞれ、適正年齢に合わせたシートを選択することにより、はじめて子どもの命を守る手段として活用することができます。

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