なぜ暴走族トラブルが増加!? コロナ禍で活発になった理由とは
暴走族ってどんな人達なの?
そもそも、暴走族とは、どのようなものなのでしょうか。暴走族は大きく分けて「共同危険型」と「違法競争型」のふたつに分類されます。
共同危険型は、信号無視や騒音運転、速度違反を集団でおこなうグループです。一方の違法競争型はドリフト族やローリング族とも呼ばれ、公道をまるでサーキットのように使って違法なレースをおこなう走り屋集団を指します。
最近の傾向では、集団での暴走行為は減少傾向にある一方、2台から5台程度のゲリラ運転が主流になっているのが特徴とのことで、警察はそのような危険な暴走族に対しては、取り締まりを強化するとしています。

なお、道路交通法第68条によると、集団暴走行為は被害者がいなくても検挙され、2年以下の懲役または50万円以下の罰金となるとしています。免許は取り消しとなり、欠格2年が科されるほか、同乗者も免許停止になります。
警察ではこうした暴走行為を抑制すべく、地域の学校と協力して加入阻止教室を開催しています。この教室では地元警察が生徒に対して、暴走族の実態についての説明をおこなっています。
具体的な内容としては、暴走族がチーム存続のため勧誘に必死であること、加入するのは簡単だが脱退は困難であることなど、暴走族に加入しないよう呼びかける内容が話されました。
また、一部の暴走族は、暴力団の下で活動していることがあるといいます。暴力団からは金品を要求されるなど、資金源としての役割を担っているため、警察としても無視できない存在となっています。
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警察は、周辺の地域や施設にも呼びかけ暴走族への対策を講じていますが、頻繁に世代交代がおこなわれる為、根絶は困難であるとしています。
現実的に即座の根絶が難しいとしても、身の安全を守るため、暴走族への対策は何か事が起きる前に把握しておく必要があるでしょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。


















