コンパクトSUVがアツい! トヨタ「ヤリスクロス」と日産「キックス」を徹底検証
トヨタと日産がコンパクトSUVを相次いで投入します。2020年8月発売予定のトヨタ新型「ヤリスクロス」と、同年6月30日に発売された日産新型「キックス」を比較してみます。
トヨタと日産のコンパクトSUV競争が激化!?
昨今は世界的にSUVがブームで、これまでSUVをラインナップしてこなかった高級ブランドも市場に参入するなど、各自動車メーカーはさまざまなSUVモデルを取り揃えています。
SUV人気のなか、日本で注目を集めるのはコンパクトなモデルです。狭い日本の道路事情を考慮して、取り回し性に優れたモデルが続々と登場しています。
多くのライバルがひしめくカテゴリのなかから、最新モデルとなるトヨタ新型「ヤリスクロス」と日産新型「キックス」を比べてみます。
新型ヤリスクロスは、2020年2月に登場したコンパクトカー「ヤリス」をベースにしたクロスオーバーSUVで、同年8月末に発売される予定です。
ボディサイズは、全長4180mm×全幅1765mm×全高1560mmで、ベースのヤリス(全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mm)よりひと回り大きいです。
新型ヤリスクロスの外観デザインは、スポーティなヤリスと異なり、SUVならではの“ロバスト(頑丈さ)”を表現。大開口のグリルや樹脂パーツを施したフェンダーやそこに装着される大径タイヤなど、ワイルドなスタイルとしています。
内装は、ワンクラス上の質感と居心地の良さが感じられる空間が広がっています。
対する新型キックスは、これまで販売されていた「ジューク」に代わって投入されるSUVモデルです。
2016年のブラジルでの発売を皮切りに、北米や中国、東南アジアなどで販売されていますが、2020年5月に発表されたビッグマイナーチェンジモデルが、6月30日より日本市場に投入されました。
新型キックスのボディサイズは、全長4290mm×全幅1760mm×全高1610mmと、街中でも扱いやすい大きさです。新型ヤリスクロスと全幅はほぼ同じですが、全長・全高は新型キックスのほうが大きいです。
外観は、クロームをちりばめた大型の「ダブルVモーショングリル」やフローティングルーフ、シャープな形状のLEDヘッドランプなど、力強くスタイリッシュなデザインとしました。
内装はモダンプレミアムをコンセプトとし、肌触りの良いシートやインパネなどに上質さを感じさせるダブルステッチを施しています。また、ツートーンカラーシートによるファッショナブルなシートも用意されました。
使い勝手においては、新型ヤリスクロスは手がふさがっていてもリアゲートが開閉できるパワーバックドアが欧州仕様に設定されるようですが、日本仕様に採用されるかは明らかになっていません。
そのほか、ラゲッジスペースは、調節可能なデッキやトランク下の収納スペースの活用によって、自由な使い方が可能です。
新型キックスの荷室は、クラストップレベルの423リッターを実現。Mサイズのスーツケースを4個積載できるスペースを確保しています。
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