ついに生産終了! 21世紀のPHEVスーパーカー、BMW「i8」最後の18台がラインオフ
独BMWは2020年6月25日、PHEVのスペシャリティカー「i8」の最後の18台が、BMWのライプツィヒ工場から出荷されたと発表した。
さまざまにカスタマイズされた18台のi8ファイナル
独BMWは2020年6月25日、PHEVのスペシャリティカー「i8」の最後の18台が、BMWのライプツィヒ工場からラインオフされたと発表した。
オースティン・イエロー、レーシング・グリーン、ル・マン・ブルーと色とりどりのi8がBMWのライプツィヒ工場をラインオフした。これらの最後のi8は、顧客との緊密な協力関係のもとに作られたオーダーメイドものだという。
i8の製造は、車両コンセプトや駆動技術、カーボンファイバー強化プラスチック(CFRP)とアルミニウムのユニークな組み合わせにより、それ自体が現代的な自動車製造において偉業といわれるが、最終モデルとして登場した18台は、さらにi8の生産チームに特別な課題を与えた。
これだけの数の外装パーツを指定された色で塗装することは、生産と物流をはるかに複雑にしたという。BMWグループのランツフート工場では、事実上手作業で製造・塗装がおこなわれていたが、その際にはプレミアムな品質の部品を生産ラインに搬入することが課題となった。今回の最終i8の生産は、最新の注意と正確さが求められたという。
「独自のソリューションと技術で、非常に目の肥えたお客様のパーソナライズに対応する能力を証明しました」と工場長のハンス・ピーター・ケムザーはコメントしている。「BMW i8の生産をこのような形で締めくくることができたのは、私達全員が誇りに思っています」
最後のi8にはエクステリアだけでなく、シートやステアリングホイールのアルカンターラ、トリムパネルなど、インテリアにもカスタマイズされた部品が多く使用されている。
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ライプツィヒ工場では、「BMW i8 クラブインターナショナル」のメンバーが、工場の門を出て車両が車両管理部門に引き渡されるのを見届けた。i8クラブの代表は、工場での一日を「クラブメンバーにとってのハイライトだった」とコメントしている。このユニークな18台は、将来のオーナーにとって夢のクルマであると付け加えた。
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