ついに生産終了! 21世紀のPHEVスーパーカー、BMW「i8」最後の18台がラインオフ

BMW「i8」ってどんなクルマ?

 BMW i8は、2013年9月のIAA(フランクフルトモーターショー)でワールドプレミアされた、プラグインハイブリッドのスーパーカーだ。

BMW「i8」(初期モデル)
BMW「i8」(初期モデル)

 もともとは2009年に「BMWビジョンエフェシエントダイナミクス」として、コンセプトモデルがIAAで世界初公開。その後2011年のIAAで「i8コンセプト」が公開された。

 全長4690mm×全幅1940mm×全高1300mm、ホイールベースは2800mmで、231ps・320Nmを発生する1.5リッター直列3気筒エンジンと、142.8ps・250Nmを発生する電気モーターを組み合わせるPHEV。システムトータルでは最高出力362ps・最大トルク570Nmとなる。

 JC08モードハイブリッド燃費は15.9km/Lで、充電電力使用時走行距離は54.8km。運動性能と効率性のバランスを重視する「コンフォートモード」走行では、航続距離は500kmを超えている。

 日本では2013年11月に「i3」とともに発表された。両車ともに量産車としてはじめて炭素繊維強化プラスチック(CFRP)製の基本骨格を採用。このアーキテクチャーを用いることで、バッテリーによる重量増を相殺している。

BMW「i8ロードスター」
BMW「i8ロードスター」

 2018年4月にはマイナーチェンジ、同時にオープンモデルの「i8ロードスター」を日本でも発表した。当時の車両価格はi8クーペが2093万円、i8ロードスターが2231万円だった。2020年4月1日づけの車両価格はi8クーペが2135万円、i8ロードスターが2276万円となる。

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