7年目のホンダ「ヴェゼル」がピンチ!? 日産「キックス」やトヨタ「ヤリスクロス」登場でどう影響ある?
意外なヴェゼルのライバル車とは
群雄割拠のSUV市場において、ヴェゼルのライバルはC-HRやキックス以外にも多数存在します。
マツダ「CX-30」が挙げられます。ハイブリッド車の代わりにディーゼル車が設定されているものの、ボディサイズや価格帯が比較対象となっているようです。
2020年10月に発売されたCX-30のボディサイズは全長4395mm×全幅1795mm×全高1540mmと、全長4330mm×全幅1770mm×全高1605mmのヴェゼルと同等のモデルです。
また、パワートレインは、ガソリン車、ディーゼル車に加えマツダ独自のスカイアクティブXというガソリンとディーゼルの良いところを併せ持つエンジン車の3つをラインナップしています。
価格帯は、ガソリン車「20S(2WD)」の239万2500円からスカイアクティブX車「X L Package(4WD)」371万3600円となっています。
ヴェゼルを検討するユーザーについて、前出のホンダ販売店スタッフは次のように話します。
「ヴェゼルに乗り換えるユーザーは、ミニバンやステーションワゴンに乗られていることが比較的多いです。
サイズとしては5ナンバーで、『フリード』や『シャトル』からの乗り換えが多いです」
このように、ミニバンやステーションワゴンから乗り換えるユーザーが一定数いるということは、逆にミニバンとステーションワゴンもライバルとして対象になる可能性もあります。
ヴェゼルは、同サイズのSUVや5ナンバーサイズのミニバンなどがライバルとして存在する新車市場において、一部改良やマイナーチェンジなどにより健闘しているものの、2019年下半期はキックスとヤリスクロスの影響を受けるでしょう。
しかし、2021年には次期型ヴェゼルが登場するという噂もあり、今後のコンパクトSUV市場はさらなる激化が予想され、どのモデルがSUVジャンルでNo.1になるのか気になるところです。
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