ホンダ「シビックタイプR」発売延期! コロナ禍で今夏発売を見送る
2020年夏に発売を予定していたホンダ「シビックタイプR」の発売延期をホンダが発表しました。延期の理由について、ホンダは「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生産活動へ影響」だとしていますが、今回のシビックタイプRは、どのようなモデルなのでしょうか。
2020年夏発売予定のシビックタイプRが発売延期
ホンダは、2020年夏に発売を予定していた同社スポーツカー「シビックタイプR」のマイナーチェンジの発売を延期すると発表。延期の理由について、ホンダは「新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生産活動へ影響」だとしています。
今回マイナーチェンジモデルされるシビックタイプRは、東京オートサロン2020で初公開され、大きな話題となりました。
2017年に登場した現行型のシビックタイプRは、操る喜びを追求したモデルとして国内市場に投入。それまでのタイプRは、標準モデルをベースに運動性能を高める改良が施されていましたが、現行型では、ベースとなる「シビックハッチバック」との同時開発により、普段使いもできる新時代のタイプRへと生まれ変わっています。
2020年夏に予定されていたマイナーチェンジでは、スポーツカーとしての本質と操る喜びをさらに進化させるべく、これまでおこなってこなかった領域として、「サーキット性能」「一体感・ダイレクト感」「ドライビング空間」の進化といった部分の改良が施されました。
サーキット性能として、新型シビックタイプRのフロントグリル開口面積が拡大され(現行比+13%)、ラジエーターに効率よく風を導入できるように形状を変更。さらに、ラジエーターのフィンピッチを変更して放熱性を向上させることで、サーキット走行においての最高水温を大幅に低減しています。
また、グリル開口部の拡大によって減少するフロントダウンフォースに対応するために、フロントエアスポイラーの形状や剛性など細部に至るまでチューニングすることで、従来モデルと同等以上のダウンフォースレベルを発揮します。
ブレーキ性能においては、サーキット走行でのさらなるブレーキフィールの向上を目指し、ブレーキディスクに2ピースフローティングタイプを採用。2ピース化によってディスクの熱ダレが減少することで、連続走行時に起こるペダルストローク変化や踏力変化を低減しています。
一体感・ダイレクト感の部分では、アダプティブダンパーシステム制御やサスペンションブッシュ、ボールジョイントなど、これまで手を入れてこなかった領域にまで踏み込んでチューニングを実施。
これにより、コーナーアプローチから脱出までの一連のハンドリング性能や、荒れた路面における接地性・制振性が向上しています。
シビックタイプRの開発責任者である柿沼秀樹氏は、次のように話します。
「2017年に登場した現行シビックタイプRは、誕生から3年の月日を立ち止まらず、マイナーチェンジではスポーツカーとしての本質とドライビングプレジャーをさらに進化させるべく、これまでのタイプRのマイチェンでは不可侵の領域まで足を踏み入れ、お客さまの期待を超える進化を目指しました」
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