400万円強で落札! 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に登場するデロリアンの最新オークション情報
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の劇中車として、空を飛んだデロリアン「DMC-12」は、オークションではどれくらいの価値があるのか、最新の「ザ・ヨーロピアン・セール・フューチャリング・ザ・マーセル・プティジャン」オークション結果から見てみよう。
空飛ぶクルマ、デロリアン「DMC-12」がオークションに!
映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で、その主役にも等しいタイムマシン役に抜擢されたのが、デロリアン・モーター・カンパニー(DMC)が、1980年代に生産した「DMC-12」だ。
ちなみに同社からのプロダクションモデルは、このDMC-12が唯一のもので、トータルでも8000台強とされるその生産台数の少なさや、ガルウイング・ドアにリア・エンジンといった、スーパーカーの特徴を数多く備えたモデルとして、常にカルト的な人気は高い。
そのDMC-12が出品車として姿を現したのは、2020年6月3日から10日までオンラインで開催された、RMサザビーズの「ザ・ヨーロピアン・セール・フューチャリング・ザ・マーセル・プティジャン」オークションだ。
このオークションは本来、3月にドイツのエッセンでおこなわれるクラシックカー・ショー「アウト・メカニカ・エッセン」に併せて開催される予定だったのだが、新型コロナ・ウイルスの影響によって日程を改め、しかも入札はオンラインに限られることになった。
最近多くのオークショネアが採用するオンライン・オークションだが、実際時間をかけて落札価格を考えられるという点では効果的であるようで、今回のオークションもRMサザビーズによれば、トータルで1924万6540ユーロ(約23億958万円)という、オンラインによる過去最高の売上を達成することができたという。
ビッダー(入札者)は48か国から1000人を超えた。
フューチャリング・ザ・マーセル・プティジャンというタイトルからも想像できるように、今回のオークションの中心となったのは、1960年代から1970年代にモータースポーツで活躍したフランス人レーサー、マーセル・プティジャンが、これまで個人的に収集していた40台以上のモデルを最低落札価格なしに売却するものであった。
彼はレース引退後にフランスのストラスブール近郊にオート・ミュージアムを建設する夢を持っていたが、残念ながらそれを実現することはできなかったのだという。
「2020年7月3日から10日までオンラインで開催された」
映画かけた未来ネタですか。
このたびはご指摘をいただき、誠にありがとうございます。
修正いたしました。