首都高に秘密の場所が存在!? 東京駅に直結する降車口の正体とは
首都高速道路にはさまざまな路線が存在しますが、そのなかでも東京駅にもっとも近い「八重洲線」には、首都高を降りることなく人を降ろせる場所が存在します。一体どのような目的で設けられた場所なのでしょうか。
東京駅の地下に存在する秘密の場所とは
東京都とその周辺を結ぶ首都高速道路は、40か所以上のジャンクション(JCT)と10以上の路線が存在する複雑な自動車専用です。
左右どちらからも合流したり、右車線も走行車線であるなど、自動車専用道路の常識が通用しない首都高ですが、路線内には「人を降ろすための専用降車口」というものがあるといいます。それは一体どのようなものなのでしょうか。
首都高には東京駅のもっとも近くを通る路線として、「首都高速八重洲線」が存在。都心環状線外回りでは神田橋JCTから、内回りでは汐留JCTと西銀座JCTを経て入ることができ、ほぼ全線が地下路線となっています。
人を降ろすための降車口はこの八重洲線内にあり、正式名称は「八重洲乗客降り口」と呼ばれています。
八重洲乗客降り口は、八重洲線の上り・下りどちらにも設けられ、首都高を降りることなく人を降ろせる場所となっています。
実際に人を降ろすスペースはタクシー乗り場のように歩道が設置され、すぐそばには八重洲地下街へと続く扉があるなど、高速道路上でありながら人が移動することを前提としたつくりになっています。
八重洲乗客降り口には「八重洲地下街」と呼ばれる広大な地下街が広がっています。現在は八重洲地下街株式会社が運営している施設で、開業は1960年代、売場面積は現在も都内最大とされています。
この降り口が地下街と繋がっている点は、何か理由があるのでしょうか。八重洲地下街株式会社は、以下のように話します。
「管理や管轄は現在も首都高速がおこなっているため、八重洲乗客降り口が設置された理由などはわかりません。ただ、降り口を利用している人は今でもいるのではないでしょうか。
タクシー専用というわけでもないと思いますので、地下街を通じて東京駅へ向かう人の利用があると思います」
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八重洲地下街にとっても、降り口は「イレギュラーな存在」とされているようです。しかし、降り口を利用する人は現在もおり、利用方法のひとつには東京駅へ向かうことがあるとのことです。
交通混雑を避けるためにも無用に立ち寄ることが控えておきたいですが、東京駅を利用するユーザーとしては、知っておきたい場所といえます。
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