首都高に秘密の場所が存在!? 東京駅に直結する降車口の正体とは
タクシードライバーもあまり行く機会が無い!?
神奈川県のあるタクシー会社のドライバーは、八重洲乗客降り口について以下のように話しています。
「八重洲乗客降り口の存在については知っていますが、私も先輩から教えてもらったことがあるだけで、お客から行き先として指定されたことはほぼ無いですね。
ただ、東京駅直結の会社に勤めている人で、羽田空港からオフィスへ送るときに使ったという話を聞いたことがあります。タクシーにとっては首都高から出ることなく乗客を降ろせるので、メリットの大きい場所だと思います。
仕事で八重洲線を使うときは、降り口を使うことよりも、東京駅の目の前に出られる八重洲出口や、銀座に通じる新京橋出口へ向かうために使うことが多いです」
八重洲乗客降り口は、専用の扉から八重洲地下街へと出ることができますが、扉は首都高側からしか開けることができず、一度扉をくぐってしまうと本線上には戻れないため、「降りるため専用の場所」となっています。
また八重洲線は、首都高を利用するドライバーが、渋滞状況や事故発生個所を確認するための「図形情報版」には描かれていません。
大型車や危険物積載車は八重洲線内の八重洲トンネル通行が禁止されていることから、首都高としてはこの路線を周知することによって交通量が増え、それによって発生する交通渋滞や事故のリスクなどを考慮し、その存在をあまり広めていないようです。
タクシー運転手や、東京駅の近くで働くビジネスパーソンなど、知る人ぞ知る人が利用する秘密の場所といえるでしょう。
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