100万円以下でオフ車を狙え! かつての人気4WD車5選
小さくても本格派!軽オフロード車たち
●三菱「パジェロミニ」
パジェロがけん引したRVブームに乗るように、軽自動車市場に投入されたクルマが三菱「パジェロミニ」です。
初代が登場したのは、2代目パジェロが登場した後の1994年。軽自動車でありながら、パジェロの持つ本格的なクロスカントリー性能を凝縮したモデルとして発売されました。
駆動方式はパジェロ譲りのパートタイム4WDとして「イージーセレクト4WD」を採用し、悪路走破性能を備えています。
一方でモノコックボディによって乗用車のような乗り心地を実現し、街中での運転のしやすさを両立。1998年には2代目へとフルモデルチェンジし、その際に軽自動車の規格変更に合わせるようボディサイズを拡大しました。
2003年にはマイナーチェンジが行われ、ハンドルやインパネなどの内装や、フロントバンパーとリアバンパーなどの外装に変更が加えられ、アンダーガードなどのオプションパーツも追加されました。
パジェロミニは2012年に販売終了となり、最終型でも8年が経過する古いクルマであることから、ほぼすべてのモデルが100万円以下で購入可能となっています。
全世代に共通してターボエンジンと自然吸気エンジン、ATとMTの設定があるほか、専用エアロパーツを備えたクロスオーバースタイルの「デューク」、リアドアのスペアタイヤカバーなどにスヌーピーがプリントされた「スヌーピーエディション」などの特別仕様車も存在。
オフロード車らしいエクステリアを持つグレードから、愛嬌のあるアクセントが施されたグレードまでラインナップされたクルマです。
●スズキ「ジムニー」
スズキ「ジムニー」は、オフロード走行に適した「ラダーフレーム」という頑丈な構造を持っており、初代が登場した1970年から2018年の最新型に至るまで、ジムニーは一貫してこの構造を採用しています。
最初期のモデルはジープのような軍用車らしさを思わせる外観で、エンジンは360ccの直列2気筒空冷2サイクルエンジンを装備。当時としては非常に珍しい4WDの軽自動車でした。
1981年には2代目となり、1986年から4サイクルエンジン化すると電子制御燃料噴射装置やターボエンジンが採用されるなど劇的な進化を遂げ、1998年に3代目へバトンタッチします。
初代が11年間、2代目も17年間のモデルライフを誇りましたが、3代目はさらに長い1998年から2018年までの20年間にわたって販売された最長寿モデルとなりました。
3代目では、ライバル車種の影響を受けて丸みを帯びたデザインで登場しましたが、2018年にフルモデルチェンジされた最新の4代目では、初代に回帰するように角ばったデザインへと改められています。
中古車市場ではモデルライフの長かった2代目と3代目が多くを占めています。なかでも中古車台数の半分以上にのぼる3代目では、本体価格が10万円を下回るクルマもあり、リーズナブルにオフロード車を楽しめるモデルといえるでしょう。
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今回、紹介した車種のほかにも、RVブームが巻き起こった1990年代には各自動車メーカーから数多くのオフロード車やSUVが販売されました。
当時の個性的なオフロード車を購入するのであれば、今がベストタイミングかもしれません。
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