レクサスの旗艦「LC」にコンバーチブル登場! 過去にもあった「屋根開きレクサス」とは
電動メタルトップルーフを持った過去のレクサス・オープンカー
●レクサス「SC」
レクサス「SC」は、初代が1991年に発売された、レクサスブランド初のクーペモデルだ。当時は日本でレクサスが開業していなかったため、同モデルは日本においてはトヨタ3代目「ソアラ」として販売されている。
そして、2001年にフルモデルチェンジをして登場したのが、電動メタルトップを持つカブリオレモデルとなる2代目SCだ。
欧州デザインスタジオが担当したスタイルは、曲面を多用したなめらかなデザインで、先代SCのシャープなエクステリアとは異なるもの。全長4515mm×全幅1825mm×全高1355mmというサイズで、2+2のシート構成だった。
新開発された電動開閉式メタルトップは、スロースタート・スローストップ制御により開閉それぞれ約25秒のなめらかな動作を実現。レクサス「LS400」に搭載されていた、280ps・430Nmを発生する3UZ-FE型4.3リッターV型8気筒エンジンを搭載。「SC430」として北米を中心に人気を博した。
このモデルは、日本では2001年4月3日に、4代目ソアラとして登場した。車両価格は600万円(消費税抜)だった。
ソアラは3代目まで、2ドアクーペのスペシャルティカーとして人気を博していたが、ソアラ発売から20年という節目を機に、2+2のカブリオレとして大きく路線変更。従来のファンには賛否両論があり、販売台数は伸び悩んだ。
2005年8月に、日本国内でのレクサスブランド開業に伴いトヨタ店・トヨペット店で販売されていたソアラは終了、「SC430」としてレクサス販売店で扱われた。SC430は2010年7月に生産が終了された。
SC生産終了のあとレクサスの大型ラグジュアリー2ドアクーペ(カブリオレ)は、2017年にLCが登場するまでラインナップから消えていた。
●レクサス「IS C」
2009年5月7日に発売されたレクサス「IS 250C」は、Dセグメントスポーツセダンの2代目「IS」をベースにしたコンバーチブル2ドアクーペモデルだ。
IS250Cは、コンパクトに折り畳める3分割のアルミ合金製ルーフ「電動開閉式メタルトップ」を搭載。オープン/クローズともに約20秒という、短時間かつ静かな開閉を実現した。
ボディサイズは全長4635mm×全幅1795mm×全高1415mm、ホイールベースは1730mm。後部座席を持ち乗車定員は4名だった。
215ps・260Nmを発生する4GR-FSE型2.5リッターV型6気筒エンジンを搭載。6速ATが組み合わされ、10・15モード燃費は11.2km/Lだった。当時の車両価格は495万円から535万円(消費税込)。
2010年8月にはISのマイナーチェンジと機を同じくして、2GR-FSE型3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載した「IS350C」も登場している。車両価格は620万円だった。
IS250C/350CのベースとなったISは、2013年5月にフルモデルチェンジされ、3代目に進化した。IS Cは従来型のまま継続販売されていたが2014年5月に国内での販売を終了した。以来ISにコンバーチブルモデルは登場していない。
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先日発表されたLC500コンバーチブルは、IS C以来、レクサスとしては5年ぶりとなるオープンモデルだ。ソフトトップの採用はレクサスの市販車としてははじめてとなる。
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