トヨタ「ミライ」生産終了!? スタイリッシュな新型ミライ 全面刷新で2020年末発売予定
トヨタは、2014年から燃料電池自動車「ミライ」を発売していますが、現行ミライの生産終了を公式ホームページで明らかにすると同時に、新型ミライについて「2020年末ごろの発売を予定」をアナウンスしました。新型ミライはどのようなモデルなのでしょうか。
現行ミライ生産終了で新型ミライに再注目!
トヨタは、同社の燃料電池自動車「ミライ」の現行モデルを生産終了したことを、公式ホームページにて明らかにしました。また、2代目となる新型ミライに関しては「2020年末ごろの発売を予定」をアナウンスしていますが、新型ミライはどのようなモデルなのでしょうか。
トヨタは、2019年10月から11月にかけて開催された東京モーターショー2019のFUTURE EXPOエリアで「ミライ コンセプト」を世界初公開しています。
現行ミライは、水素を空気中の酸素と化学反応させて発電した電気で走る燃料電池自動車として、2014年12月に発売されました。
約3分という短い時間で水素を充填でき、航続距離も長い燃料電池自動車は、トラックやバス、フォークリフトなどの商用車にも活用されるほか、水素の利点として持ち運びや貯蔵が可能で、さまざまなものから製造できるため、将来の有望なエネルギーとして期待されています。
ミライ コンセプトのボディサイズは、全長4975mm(従来型比+85mm)×全幅1885mm(+70mm)×全高1470mm(-65mm)、ホイールベースは2920mm(+140mm)となり、全長と全幅は拡大しているものの全高を低くすることで、ロー&ワイドなスタイリングに刷新。なお、現行ミライは4人乗りですが、新型ミライでは5人乗りになりました。
走行性能では、TNGAプラットフォームによる上質な乗り心地などの素性の良さに加え、燃料電池ならではの異次元の静粛性と剛性の高さを実現。
FCスタック(燃料電池システムの発電装置)やFCシステムを一新したことより、リニアで滑るような質の高い動き出しかつレスポンスの良い加速、高速域までパワフルな走りとともに、加速時の静粛性もアップ。同時に、駆動方式を前輪駆動から後輪駆動に変更しました。
さらに、燃料電池自動車としての性能を大幅に向上させるため水素の積載量を拡大し、従来型で650キロだった航続距離を約1.3倍延長することを目指すとしています。
ミライ コンセプトのチームエンジニア・田中義和氏は、次のように説明しています。
「エモーショナルで魅力的なデザインや、乗っているだけで笑顔になれるダイナミックで意のままの走り、ずっと走っていたくなるようなクルマを目指してミライ コンセプトを開発しました。
燃料電池自動車だからミライを選ぶのではなく、こんなクルマが欲しかったと思ってもらえるように仕上げています。水素エネルギー社会の実現をミライがけん引していければと思います」
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世界の自動車メーカーが燃料電池自動車の開発をおこなっていますが、インフラ設備などにおいて普及には時間がかかっているようです。
そんななか、日本は燃料電池自動車に対するインフラ設備が進んでいることもあり、水素エネルギー社会をリードする象徴として、トヨタの新型ミライへの期待が高まっています。
アウディ意識し過ぎ。トヨタはいつまでドイツ車を目標にしてるのかな。