新型登場で人気回復!? ホンダ新型「フィット」 の魅力とは

2013年に3代目が登場してから約7年が経過し、人気が低迷気味となっていたホンダ「フィット」でしたが、2020年2月に新型となり、人気復活。3月以降の新車登録台数は、常に3位以内をキープしています。そんな新型フィットの魅力は、どこにあるのでしょうか。

4代目フィットが提供する新たな価値は「心地よさ」

 日本自動車販売連合会(以降:自販連)が発表する乗用車ブランド通称名別順位において、2019年の秋以降長らく10位以内に名前を連ねることはなく、人気の低迷を見せていたホンダ「フィット」でしたが、2020年2月14日に新型が発売されると、一気に人気を回復。3月から5月の販売台数は、3位以内をキープする検討を見せています。

 そんな新型フィットの魅力は、いったいどこにあるのでしょうか。

ホンダ 新型「フィット」e:HEV HOME(FF)
ホンダ 新型「フィット」e:HEV HOME(FF)

 新型フィットは、歴代フィットが築き上げた優れた性能・機能はそのままに、「心地よい視界」、「座り心地」、「乗り心地」、「使い心地」の数値では表せない4つの「心地よさ」にこだわって開発されました。
 
 フロントピラーは従来の半分以下の厚さとなっただけでなく、十分な衝突安全性能を確保。フロントシートの間には、気軽にかばんなどを置けるテーブルコンソールが設置され、収納スペースのレイアウトも、視線や動線が考え抜かれた配置に変更されています。

 そしてフロントシートにはホンダとして初採用となる、骨盤から腰椎までを樹脂製マットで支えるボディースタビライジングシート を搭載。

 パワートレーンには、2モーターならではの力強い加速と滑らかな走りを実現する、ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」がコンパクトカーとして初採用されました。

 また、装備などの違いでタイプを設定する、これまでのタイプ分けが廃止され、シンプルで自分らしさが光る「BASIC(ベーシック)」、生活になじむデザインと快適性を備えた「HOME(ホーム)」、毎日をアクティブに過ごしたい人のための「NESS(ネス)」、週末に出かけたくなるエンジョイライフに応える「CROSSTAR(クロスター)」、洗練と上質を兼ね備えたスタイリッシュな「LUXE(リュクス)」と、ユーザーのライフスタイルに合わせた5タイプが設定されています。

 さらに、先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」を全車標準装備。車両前後に装着された合計8つのソナーセンサーと合わせて、前方を広角に検知可能なフロントワイドビューカメラが初搭載されただけでなく、これまでの8つの機能に加えて、後方誤発進抑制機能やオートハイビーム、ホンダ初となる近距離衝突軽減ブレーキが追加されました。

 ホンダによると、新型フィットの累計受注台数は、発売から約1か月後となる3月16日時点で3万10000台以上。なかでも、日常シーンのほとんどをモーターで走行し、低燃費で滑らかな走りを実現するe:HEVが7割以上のユーザーに選ばれています。

 また、全グレードを通して一番売れているタイプはHOMEで、フィットユーザーにとって快適性の高さが、クルマ選びのカギとなったようです。

 ホンダによる新型フィットの販売計画は、月販1万台。自販連による2020年3月の販売台数は1万4845台、4月は8977台、5月は7235台となっています。4月以降、目標を達成できてはいないものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響を大きく受けた時期としては、好調といえる状況です。

※ ※ ※

 2013年の登場から約7年が経過し、人気の低迷が否めなかったフィットの状況を、一気に好転させた新型の発売。登場から1か月で、月販目標の約3倍を記録する好調な滑り出しを見せるも、新型コロナウイルスの感染拡大により、その勢いを失速させることになりました。

 しかし、勝負はここから。政府による自粛が少しずつ緩和されていくwithコロナの時代に、新しいフィットが誇る「心地よさ」が通勤や通学、生活の足として見直されていくことに、期待が高まります。

ホンダ フィットの詳細を見る

【画像】こだわったのは「心地よさ」 人気復活の新型「フィット」を見る!

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー