軽いクルマは貴重な存在になる!? 現行モデルの軽量車3選

近年、多くのクルマはボディサイズが拡大され、車重が重くなってしまいました。しかし、なかには軽量なモデルも存在。そこで、現行モデルの国産車で、軽くてスポーティなクルマを3車種ピックアップして紹介します。

「走る・曲がる・止まる」すべてが良好な軽量車とは

 現在販売されているクルマの多くは、ボディサイズの拡大と車重の増加が目立ちます。これは主に安全性能の向上や、装備が充実したためです。

軽いは正義! 現行の軽量なクルマたち
軽いは正義! 現行の軽量なクルマたち

 昔のクルマは簡素な装備で軽量なモデルがたくさんありましたが、近年は先進安全技術や快適装備が標準で搭載されているため、重量増は仕方がないといえます。

 しかし、なかには車重1トン未満の軽量なクルマも存在。そこで、現行モデルの国産車で、軽くてスポーティな登録車を3車種ピックアップして紹介します。

●トヨタ「ヤリス」

最新のベーシックカーながら貴重な6速MT車を設定する「ヤリス」
最新のベーシックカーながら貴重な6速MT車を設定する「ヤリス」

 トヨタの次世代コンパクトカー「ヤリス」は2020年2月に発売された最新モデルです。かつては「ヴィッツ」の名で販売されていましたが、車名がグローバルで統一されてヤリスとなりました。

 ヤリスのボディは5ドアハッチバックの1種類のみですが、パワーユニットのバリエーションは大きく分けて3つで、1.5リッターエンジン+モーターのハイブリッド、1.5リッターエンジンと1リッターエンジンのガソリン車が設定されています。

 このうち1.5リッター車と1リッター車には車重が1トン未満のモデルがあり、なかでも1.5リッター車には6速MTを設定。

 エンジンは新開発の1.5リッター直列3気筒で、最高出力は120馬力を発揮。これに6速MTが組み合わされた、エントリーグレードの「X」(2WD)の車重は980kgと軽量です。

 軽量化を実現しながら装備も充実しており、先進安全技術の「トヨタセーフティセンス」や、マニュアルエアコン、7インチモニターのディスプレイオーディオなどが標準装備されています。

 ヤリス X 6速MT車の価格(消費税込)は、154万3000円です。

●マツダ「ロードスター」

日本が世界に誇るオープン2シータースポーツ「ロードスター」(画像は2015年モデル)
日本が世界に誇るオープン2シータースポーツ「ロードスター」(画像は2015年モデル)

 1989年に誕生したユーノス「ロードスター」は、消えかかっていたオープン・ライトウェイトスポーツカー市場を復活させた偉大なクルマとして、語り継がれています。

 その初代へ原点回帰することを目指したのが、2015年に発売された4代目ロードスターです。

 4代目は3代目から全長を105mm短くするダウンサイジングがおこなわれ、ボディ各部にアルミや超高張力鋼板を使用することで100kgもの軽量化を実現。

 一般的にオープンカーは屋根が無い分軽いと思われがちですが、実際はボディ剛性を確保するためにシャシの補強が必要なので、大規模な軽量化は困難です。しかし、エントリーグレードの「S」は990kgと1トン未満の車重を達成しています。

 搭載するエンジンは、最高出力132馬力を発揮する1.5リッター直列4気筒で、決してパワフルではありませんが、50:50の理想的な前後重量配分を実現していることや、高剛性かつ軽量なシャシによって、歴代モデルのコンセプトである「人馬一体」を具現化し。

 こうしてロードスターは、国産モデル屈指のドライビングプレジャーが味わえるFRスポーツカーとなりました。

 ロードスター Sの価格は、260万1500円です。

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