ようやく登場したレクサス新型「IS」 その始祖のモデルにはワゴンタイプもあった

3リッターエンジンを搭載したワゴンモデル「アルテッツァジータ」

 2001年5月には初のマイナーチェンジをおこない、フロントグリルが海外のレクサスISと同じデザインに変更されている。

 そして、2001年7月2日に登場したのが「アルテッツァジータ」だ。

初代レクサス「ISスポーツクロス」のイギリス仕様
初代レクサス「ISスポーツクロス」のイギリス仕様

 これは、アルテッツァをハッチバック風のステーションワゴンボディとしたモデルで、海外では「レクサスISスポーツクロス」というモデル名で販売されていたもの。

 全長4505mm×全幅1725mm×全高1420mm、ホイールベース2670mmで、荷室容量は通常時が390リッター、後席を倒すと620リッターを確保していた。

 アルテッツァジータには、2リッター直列6気筒「1G-FE」エンジンのほか、海外のレクサスIS300にも搭載されていた220ps・294Nmを発生する3リッター直列6気筒「2JZ-GE」エンジンを用意。さらにこの3リッターエンジン搭載車には4WDモデルも設定されていた。

 当時の車両価格は、2リッター直6エンジン搭載のアルテッツァジータ「AS200」が218万円から274万円、3リッター直6エンジン搭載のアルテッツァジータ「AS300」が276万円から328万円だった。

* * *

 世界ではレクサスが飛躍したモデルとして高い人気を誇った初代ISだが、日本でのアルテッツァは前評判が高かったものの、ヒット作といえるほどまでの人気は得られならなかった。
 
 販売終了からすでに15年が経っているが、中古車市場では、アルテッツァはまだ豊富に残っている。ただし、とくに6速MT車は改造車や走り込まれたものも多く、程度の良い中古車を探すのはなかなか大変だという。

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Writer: VAGUE編集部

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