水素で走るホンダ「クラリティ フューエル セル」の個人向けリース開始
水素で走るホンダ「クラリティ フューエル セル」は、これまで自治体や企業向けへリースをおこなってきましたが、個人向けのリースが開始されることになりました。
CO2ゼロ! 一充填で750km走れるエコカー
ホンダは、FCV「クラリティ フューエル セル」について、2020年6月11日より個人向けにリースを開始すると発表しました。
取り扱いは、水素ステーションのある都道府県の一部店舗となり、同日時点で35法人が対象となります。価格(消費税込)は783万6400円です。
2016年3月に発売されたクラリティ フューエル セルは、燃料電池自動車の市販予定車(セダンタイプ)として世界初の5人乗りを実現。2019年12月には一部改良を実施しています。
クラリティ フューエル セルは、実用性の高さと、時代の先端にふさわしい先進的魅力を兼ね備えるとともに、小型化した燃料電池パワートレインをボンネット内に納めるなど、ホンダ独自の技術が採用されました。
CO2ゼロで水のみを排出する究極のクリーン性能で、一回の水素充填で約750km走行することができます。また、一回あたりの充填時間は3分程度と、ガソリン車と変わらない使い勝手としました。
また、最高出力130kWの高出力モーターによる電動車ならではの静かで力強くなめらかなドライブフィールを実現しています。
これで自治体や企業向けへのリースをおこなっていましたが、ユーザーの使い方や走行性能などの各データの検証や、水素ステーションの拡充状況などを踏まえ、個人向けにリースの取り扱いを開始することになったといいます。
ホンダは、2017年に掲げた「2030年ビジョン」の「すべての人に“生活の可能性が拡がる喜び”を提供する」ことの実現とともに、長年培ってきた水素技術を含めたカーボンフリー社会の早期実現に向けた取り組みを継続、拡大させていくとしています。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。