ド迫力で豪華な本格四駆!? ランクルプラドのレクサス版「GX」がイケてる!

日本未発売のレクサス車として、「GX」というオフロードSUVが北米で販売されています。トヨタ「ランドクルーザープラド」の兄弟車であるGXとは、どのようなモデルなのでしょうか。

ラグジュアリーだけど悪路走破性に優れたレクサス「GX」って何者!?

 トヨタの高級車ブランドとして知られるレクサスは、1989年に北米を中心に展開され、2003年に国内市場に導入されました。

巨大なスピンドルグリルを装着するレクサス「GX」
巨大なスピンドルグリルを装着するレクサス「GX」

 現在では、セダンとSUVを中心としたラインナップが展開されており、なかでもSUVは、「UX」「NX」「RX」「LX」と、コンパクトサイズからラージサイズまでさまざまなモデルが販売されています。

 北米では、日本にはないSUVとして「GX」というモデルがあります。GXとはどのようなモデルなのでしょうか。

 GXのボディサイズは全長4880mm×全幅1885mm×全高1885mmと、RXとLXの中間のモデルで、日本で販売されているトヨタ「ランドクルーザープラド」(以下、ランクルプラド)の兄弟車にあたります。

 現行GXは2009年にデビューした2代目モデルで、2019年には大幅改良を受けた2020年モデルが登場しました。

 レクサスを象徴するデザインであるフロントのスピンドルグリルは大型化するとともに、横基調のメッキタイプから、L字をモチーフにしたブラックのブロックメッシュタイプに変更。トリプルビームLEDヘッドライトが、フロントグリルの洗練されたスタイルを強調しています。

 さらに、スポーツデザインパッケージを選択すると、ロアグリルやサイドミラー、エキゾーストチップなどがつや消しブラックになるとともに、ガンメタ仕上げの19インチアルミホイールが装備されます。

 内装は、ラグジュアリーな3列シートSUVにふさわしく、上質な空間が広がります。

 前席はシートヒーター&ベンチレーションを装備。「スポーツデザインパッケージ」では2列目にキャプテンシートが装着されるなど、クラフトマンシップあふれる豪華な内装で、7人の乗員が快適に過ごせます。

 GXは毎日の通勤から週末に行くファミリーでのロングドライブでも、マルチに活躍する本格四駆です。

 エンジンは301hpを発生する4.6リッターV型8気筒エンジンを搭載し、6速ATと組み合わせました。0-60mph(0-100km/h)加速は7.8秒です。

 なお、ランクルプラドはエンジンラインナップが異なり、2.8リッターディーゼルと2.7リッターガソリンの2種が用意されています。

 GXの駆動方式は、アクティブトラクションコントロールを備えたフルタイム4WDで、センターデフにトルセンLSDを採用し、路面状況や走行状態に応じて前後のトルク配分を最適にコントロールします。

 さらに、KDSS(キネティック・ダイナミック・サスペンション・システム)を搭載し、オンロードとオフロードでスタビライザ―の調節をすることで、走行シーンにとらわれることなく、快適な乗り心地と優れた操縦安定性を実現しています。

 また、アダプティブ・バリアブル・サスペンション(AVS)も採用し、路面状況に合わせてショックアブソーバーの減衰力を最適に制御。快適な乗り心地と操縦安定性を両立しました。

「オフロードパッケージ」では、オフロード走行をアシストするマルチテレインセレクトが装着され、タイヤの空転やスタックなど、路面の状況に応じた走行支援を5つのモードから選択することが可能です。

 安全装備として、「Lexus Safety System+」を全車標準装備し、歩行者検知機能付きプリクラッシュセーフティや車線逸脱警報、インテリジェントハイビーム、ダイナミックレーダークルーズコントロールなどが含まれています。

 GXの価格は5万3000ドルから6万4265ドル、日本円で580万円から702万円です(1ドル=109.29円/2020年6月5日)

 ランクルプラドの価格(消費税込)は360万3600円から428万100円と、スペックやブランドの違いはありますが、200万円以上の価格差があるようです。

※ ※ ※

 レクサスならではのラグジュアリーな内外装に卓越した悪路走破性を備えたGXは、残念ながらこれまで一度も日本に導入されたことはありません。

 しかし、昨今はSUVブームともいえる状況で、欧州の高級メーカーもハイパフォーマンスなSUVを市場投入しています。

 GXが日本市場に投入されれば、人気モデルとなる可能性は高いのではないでしょうか。

【画像】日本でも売って欲しい! レクサス「GX」がカッコイイ!(16枚)

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