カッコイイを超越して官能的!? セクシーなクルマ5選
現行モデルの華麗で獰猛なクーペとは!?
●プジョー「406クーペ」
プジョー「406」というと、リュック・ベッソン製作の映画「TAXi」に登場した4ドアセダンが広く知られていますが、1997年には2ドアクーペの「406クーペ」が発売されていました。
多くのコンポーネントはセダンと共通ですが、外観は完全に別モノで、とくにフロントフェイスはセダンのイメージを残しつつも、よりシャープな印象となっています。
デザインはフェラーリなど、多くのスーパーカーを手がけたカロッツェリア・ピニンファリーナが担当し、製造も同社でおこなわれました。
全体のフォルムはフロントからルーフを経てリアまで流れるようなラインが、406クーペの美しさを演出しています。
当初、搭載されたエンジンは2リッター直列4気筒と3リッターV型6気筒ガソリンで、後に2.2リッターのディーゼルとガソリンが加わります。
406クーペのスタイルは絶賛されフランス以外でも人気となり、日本にも1998年から2005年まで3リッターモデルが正規輸入されていました。
●アストンマーティン「ヴァンテージ」
創業から100年以上と長い歴史を持つイギリスのスポーツカーメーカー、アストンマーティンは、古くから美しいクルマを数多く生み出してきました。
現行モデルでは3台のクーペをラインナップしていますが、なかでもエントリーモデルとして販売している「ヴァンテージ」は、美しさに定評があるモデルです。
外観は「肉食獣」をコンセプトにデザインされた伝統的なロングノーズ・ショートデッキのスタイルで、筋肉質な前後フェンダーの張り出しが、美しさのなかに迫力を演出。
内装は、機能性と走りへのこだわりが感じ取れるコクピットのデザインが印象的です。
ヴァンテージはエントリーモデルといっても強力なスペックの持ち主で、エンジンは510馬力を発揮する4リッターV型8気筒ツインターボを搭載し、最高速度は314km/h、0-100km/h加速は3.6秒を誇ります。
なお、ヴァンテージはアストンマーティンによって、「捕食者」や「ハンター」と表現され、高い運動性能を持つモデルです。
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近年に登場したセダンやSUVは、クーペに近い流麗なフォルムのモデルが多い印象です。
わかりやすくカッコよさを表現するには、車高を低くしてクーペのようなフォルムにするのが手っ取り早いのかもしれませんが、こうしたモデルのすべてが美しいわけではなく、なかには狙いすぎ感が否めないモデルもあります。
後世でも語り継がれるようなデザインというのは、当然ながら簡単には生み出せないということです。
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