新型フェアレディZの登場まで秒読み!? 特別なフェアレディZ5選
スタイリッシュなフェアレディZが、より華やかに変身!?
●フェアレディZ コンバーチブル
Z32型 4代目フェアレディZは1989年に発売。それまでのロングノーズ・ショートデッキという古典的スポーツカーのフォルムを捨て、ワイド&ローな新世代スポーツカーへ変貌しました。
ボディは2シーターと4シーターの2タイプを設定。どちらも巧みにデザインされており、先代までのような明らかなフォルムの差は見られません。
また、内装も洗練されており、ドライバーを包み込むようにラウンドしたインパネまわりは、上質なスポーツカーにふさわしいデザインとなっています。
そして、1992年にシリーズ初のオープンモデル「フェアレディZ コンバーチブル」が登場。優れたデザインと評された4代目のなかでも、ひと際華やかなモデルでした。
ルーフは手動式のソフトトップが採用され、ボディ剛性の確保と万が一の場合の乗員保護を目的としたロールバーが備わっています。
4代目フェアレディZは2000年まで生産されましたが、コンバーチブルは1998年で販売を終了。その後、5代目と6代目で「フェアレディZ ロードスター」としてオープンモデルが復活しました。
●フェアレディZ Version NISMO Type 380RS
2002年に、5代目となるフェアレディZが登場するとターボエンジンが廃止され、自然吸気ながらも280馬力を発揮する3.5リッターV型6気筒DOHCエンジンの「VQ35DE型」を搭載。
外観は初代をオマージュするかのようなイメージとなり、歴代フェアレディZにあった4シーターは廃止されて、全車2シーターのみとなります。
2003年以降は、ラインナップの拡充が図られ、2007年にはニスモの手によって作られた、最高出力350馬力を発揮する3.8リッターエンジンを搭載する「フェアレディZ Version NISMO Type 380RS」を300台限定で発売。
このモデルは、スーパー耐久参戦用モデル「フェアレディZ Version NISMO Type 380RS-Competition」を公道走行仕様に変更したもので、エンブレム以外の前後バンパーやフロントスポイラー、リアスポイラーは同じくニスモが開発した「Version NISMO」と同様の仕様なため、外観での主張は控えめです。
300台のみの販売とあって、現在ではかなりレアなモデルとなっています。
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フェアレディZは、2019年に発売50周年という大きな節目を迎えました。
歴代モデルに一貫して共通するのは、6気筒エンジンをフロントに搭載してリアを駆動する2シーター車ということですが、こうしたコンセプトを長年継承しているのは、ほかにはポルシェ「911」くらいです。
そして冒頭にあるとおり、いよいよ新型が登場間近。
フェアレディZのデザインはすでにアイコン化されているため、大きくイメージを変えることはありませんが、新型には果たしてどんなパワーユニットが搭載されるのでしょうか。いまから楽しみで仕方ありません。
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