アルファードはコロナ関係ナシ!? 新車市場低迷でも好調な意外なワケ

一部改良でも売上増の理由とは

 しかし、今回の改良はあくまで「一部」です。なぜ、これほどまで大きく販売に影響するのでしょうか。前出とは別のトヨタ販売店スタッフは、以下のように話します。

「これは例年そうなのですが、年度末である2月から3月は社用車としての注文が増える時期です。企業や自営業者が、決算前にクルマを新しくするといったケースです。注文とナンバー登録は時期がズレるので、それが4月の台数に影響したと思われます。

 また、直近4月から5月のアルファードに関する話だと、ファミリー向けの低・中グレードを検討するお客さまは激減しましたが、高いグレードを検討するお客さまの数は普段とそこまで変わりませんでした。

 そして、高グレードを検討するほとんどのお客さまはコロナの影響を受けていない、いわゆる『お金持ち』の人です。

 これは近隣店舗から聞いた話ですが、『コロナ禍で逆に儲かったからクルマを検討しに来た』というお客さまもいたそうです」

社用車など企業からのオーダーも多い「アルファード」
社用車など企業からのオーダーも多い「アルファード」

 コロナ禍で経済状況が悪化しているなか、アルファードが4月に好調だった理由には、改良後や決算前に増えた注文の「納車時期がズレた」ことが要因だといえます。

 さらにコロナ禍の影響を受けないユーザーの注文が「減らなかった」という、ふたつの要素があった結果としてアルファードの販売台数が堅調だったようです。

【画像】これはカッコイイ! アルファードのエアロ仕様を見る!(25枚)

【2024年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

画像ギャラリー

1 2

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー