アルファードはコロナ関係ナシ!? 新車市場低迷でも好調な意外なワケ
一部改良でも売上増の理由とは
しかし、今回の改良はあくまで「一部」です。なぜ、これほどまで大きく販売に影響するのでしょうか。前出とは別のトヨタ販売店スタッフは、以下のように話します。
「これは例年そうなのですが、年度末である2月から3月は社用車としての注文が増える時期です。企業や自営業者が、決算前にクルマを新しくするといったケースです。注文とナンバー登録は時期がズレるので、それが4月の台数に影響したと思われます。
また、直近4月から5月のアルファードに関する話だと、ファミリー向けの低・中グレードを検討するお客さまは激減しましたが、高いグレードを検討するお客さまの数は普段とそこまで変わりませんでした。
そして、高グレードを検討するほとんどのお客さまはコロナの影響を受けていない、いわゆる『お金持ち』の人です。
これは近隣店舗から聞いた話ですが、『コロナ禍で逆に儲かったからクルマを検討しに来た』というお客さまもいたそうです」
コロナ禍で経済状況が悪化しているなか、アルファードが4月に好調だった理由には、改良後や決算前に増えた注文の「納車時期がズレた」ことが要因だといえます。
さらにコロナ禍の影響を受けないユーザーの注文が「減らなかった」という、ふたつの要素があった結果としてアルファードの販売台数が堅調だったようです。
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