愛車を長持ちさせるには? 初心者でもできるクルマのメンテナンス3選
クルマを長持ちさせるには、メンテナンスが欠かせません。そこで、自宅でできるクルマのメンテナンスを紹介。初心者でもできる簡単なケア方法を調べてみました。
汚れが溜まったクルマのケア方法とは?
新型コロナウイルス感染拡大にともなう緊急事態宣言が全国的に解除されましたが、県境を越える移動などは自粛が必要な状況です。
自由に外出ができずストレスがたまる日々ですが、そんなときだからこそ、普段はなかなかできない愛車のケアやメンテナンスに時間を使ってみてはいかがでしょう。
今回は、初心者でもできるケアやメンテナンスを紹介します。
●手洗い洗車
冬から春にかけて行動の自粛が求められたことにより、クルマを長期間動かしていない人もいるでしょう。
冬の間に積雪地域に出かけて、融雪剤(凍結防止剤)が撒かれた道を走ったままになっていたり、春先には、黄砂や花粉が飛来するなど、汚れが蓄積していることがあります。
普段は洗車機で済ませている人も、自分で洗車してみてはいかがでしょうか。
重要なポイントは、いつも以上に入念に水洗いすることです。とくにボディに付着した黄砂や花粉などは、表面を濡らした程度では落ちません。ある程度強めの水圧で入念に洗い流す必要があります。
花粉は濡れると、細胞壁から「ペクチン」という物質を出します。これは、水分を大量に含み細胞同士をつなぎ合わせるセメントのような役割を果たすもので、コーティングの皮膜や塗装面に侵食し、汚れを付着させて腐食の原因になることがあります。
また黄砂は、大陸の砂漠域から偏西風によって運ばれてきた細かい砂で、シリカなど硬い鉱物が含まれています。
これらがボディに付着したまま放置すると表面で固着し、塗装面などにシミなどを発生させる原因にもなります。
できれば高圧洗浄機などで、ボディや足回りについた汚れや花粉を水洗いである程度は落としておきたいところです。
水洗いが済んだら、次はカーシャンプーなどで汚れを落としましょう。水の入ったバケツにカーシャンプーを入れ、よく泡立ててボディ表面を優しく洗うのがポイントです。
ウイルスもカーシャンプーなど洗剤に含まれている「界面活性剤」に弱いことが報告されていますので、下回りなども含め「表面についた汚れを浮かせて取る」ように洗車し、水で泡ごと汚れを洗い流します。
そのままでもいいのですが、汚れの付着を減らす意味でも、コーティング剤などでボディ表面を保護すれば完璧です。
汚れや埃を吸着しやすいワックス(油性)ではなく、施工面がツルツルになるガラス系ポリマーコーティングなどがおすすめです。
また雨などで汚れてしまった場合は、濡れた雑巾などで拭くのではなく、水で洗い流すことが、ボディ表面をきれいに保つコツになります。
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