今では絶滅寸前の超希少種か!? 高額な最新MT車5選
国産車では高額なMT車はほとんど残っていない!?
●日産「フェアレディZ NISMO」
2008年12月に発売された日産6代目「フェアレディZ」は、初代に原点回帰するコンセプトが話題となりました。
搭載されるエンジンは最高出力336馬力を誇る3.7リッターV型6気筒自然吸気で、高レスポンス、高出力、低燃費、低排出ガスを高い次元で実現。
組み合わされるトランスミッションは、シフト操作時に自動でエンジン回転数を制御する「シンクロレブコントロール」が装備された6速MTと、7速ATが設定されています。
発売後にも進化の歩みは止まらず、2013年6月には、高性能版の「フェアレディZ NISMO」を追加でラインナップ。
フェアレディZ NISMOは排気系とECUのセッティングを専用に最適化することで、最高出力355馬力までパワーアップさせ、ボディ剛性の向上と専用サスペンションなどの装備で、さらにハイパフォーマンス化が図られています。
なお、発売から丸11年が経過し、日産車のなかではGT-Rと並んでロングセラーとなっていますが、次期型の噂が出ているため、大排気量自然吸気モデルは、これで最後かもしれません。
フェアレディZ NISMO(MT)の価格は640万9700円です。
●ホンダ「シビック タイプR」
ホンダの高性能モデル「タイプR」は、1992年発売の「NSXタイプR」から始まり、1995年に「インテグラタイプR」、そして1997年に「シビックタイプR」が発売され、どのモデルも高い人気を誇りました。
そして2017年9月に発売された現行唯一の5代目シビックタイプRは、街中での乗りやすさや居住性、快適性などを、歴代モデルから大幅に向上させた新時代のタイプRとしてデビュー。
搭載されるエンジンは最高出力320馬力の2リッター直列4気筒ターボで、シフトダウン時に回転数を自動制御する6速MTが組み合わされ、ATは設定されていません。
外観では複雑な形状の前後スポイラーが装着され、シミュレーターの進化や風洞実験を繰り返すことにより、空気抵抗を抑えつつ、効率良くダウンフォースを発生させています。
すでに発表されているとおり、細部が改良された2020年モデルと、200台の限定モデルが夏に発売予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、現時点では発売時期は未定となっています。
なお、従来モデルの価格は458万4000円でした。
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高額なMT車は極端に数を減らしている状況ですが、100万円台から200万円台を中心にした比較的安価な国産モデルでは、選択の余地がまだまだ残されています。
とくに1.5リッタークラスではスポーティなクルマが多く、運転の楽しさを味わうには最適なモデルばかりです。
こうしたモデルもいつ無くなるかわからない状況なので、思い立ったら購入を検討するのも有りかもしれません。
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