有終の美を飾る本格スポーツモデルに予約が殺到!? 最終限定車が話題となったセダン3選
トヨタ「マークX」に設定された限定モデルは
●トヨタ「マークX」
トヨタ「マークX」は、「クラウン」と並ぶトヨタの代表的なセダンです。初代マークXは2004年に登場し、2009年に現行型となる2代目が発売されました。
1968年に登場した「マークII」の実質的な後継モデルで、50年以上にわたりトヨタ製上級セダンの中核を担ってきたクルマです。
その後、トヨタは2019年4月にマークXの生産中止を発表し、最終モデルに設定した特別仕様車「250S“ファイナルエディション”」ならびに「250S Four“ファイナルエディション”」を発表。
価格は333万1800円から348万9480円で、標準モデルのマークXとともに同年12月に販売を終了しました。
次期モデルの発表がなく、歴史に幕を降ろしたマークXですが、ファイナルエディションのほかにも限定特別仕様車「マークX GRMN」も話題を集めました。
GRMNとは「ガズーレーシング・マスターオブニュルブルクリンク」の略で、トヨタのモータースポーツブランド「GR」が開発した限定車に与えられる名前です。
「マークX GRMN」は2015年6月に540万円、100台限定で販売されました。3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載したグレード「350S」をベースに、ノーマルモデルとは真逆の「AT設定無し」「専用設計の6速MTのみ」という特徴も話題となります。
そして、100台限定で販売されたマークX GRMNが高い人気を呼んだことで、2019年3月には初代に改良が施されたGRMNが、350台限定で再販売されます。価格は513万円でした。
初代との違いは、ボディの強度を向上させるスポット溶接の増加、19インチの専用アルミホイール、ファイナルギアのハイギアード化など多岐にわたります。
マークX GRMNは、現在では貴重となった後輪駆動のマニュアルトランスミッションを持つセダンであり、さらには限定車ということもあり、中古車市場では新車販売価格を100万円以上も上回る高値で取引されています。
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近年はコンパクトカーやSUVの人気の高まりと共に、セダンは希少車となりつつあります。
手頃な価格で購入できるスポーツセダンは徐々に数を減らしているため、今回紹介したファイナルエディションや特別仕様車は、今後はさらに価格が高騰するかもしれません。
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