まるで重戦車!1000馬力の「ハマーEV」は脱着式ルーフ採用でオープンエア
米ゼネラルモーターズの一部門であるGMCは2020年5月20日、発表時期が未定となった「ハマーEV」のティザー映像を公開した。
脱着可能なルーフパネルを持つハマーEV
米ゼネラルモーターズの一部門であるGMCは2020年5月20日、発表時期が未定となった「ハマーEV」のティザー映像を公開した。
ハマーEVは、2020年2月に登場が予告されたモデルで、予定では2020年5月20日にワールドプレミアされる予定だったが、COVID-19(新型コロナウイルス)感染拡大の影響で、その公開日が延期されている。
まだ詳細は明らかになっていないが、電気自動車(EV)でトータル出力は1000馬力、最大トルクは11500lb-ft(約15591Nm)を発生、0−96mph(約100km/h)加速は3秒と発表されている。
新たに発表されたリリースには、脱着式のルーフパネルを採用することが書かれている。今回のティザー映像では、リアシートからルーフ越しに見える星空が映し出されている。
フロントシートの上だけではなくリアシート上のルーフも脱着可能で、Tバー状の骨格になっている姿が見える。ユニークなオープンエア構造になっていることがわかる。
ハマーEVはこれまで、2020年2月にフロントグリル、4月には上空からの走行映像が発表され、今回で3度目のティザー映像となる。
GMは2020年3月に、新型バッテリーシステム「アルティウム」を用いた次世代グローバルEVプラットフォームを発表した。
アルティウムは大容量のパウチ型セルを垂直にも水平にも積み重ねることができる画期的な方式を採用しており、バッテリー容量は50kWhから200kWh、航続距離はフル充電で400マイル(約643km)以上という。
400Vのバッテリーパックで最大200kWの急速充電機能を備え、ピックアップトラック向けプラットフォームでは800Vのバッテリーパックで350kWの急速充電機能を持つ。
ハマーEVもこのアルティウムバッテリーを搭載する。ハマーEVは、GMで最初のEV専用組立工場である、デトロイト・ハムトラミック工場で2021年秋から生産を開始、2022年に発売される予定だ。
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ハマーは、1992年に登場した軍用4WD車「ハンヴィー」の民間仕様モデル。1999年にGMから発売され、「ハマーH1」となった。
2002年にはシボレー「タホ」をベースとしたフルサイズSUV「ハマーH2」にモデルチェンジ。日本でも販売された。またシボレー「コロラド」をベースにした「ハマーH3」も2006年に登場している。
その後、ハマーブランドは消滅、今回電気自動車として復活することになった。
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