クルマのマットの洗濯頻度は? 家で洗う方法とは
洗車を、頻繁にしているという人は多いと思います。しかし、外装やダッシュボード周りは奇麗にしていても、フロアマットまで気にしている人はあまり多くないようです。きれいに見えるフロアマットでも、実際にはカビやダニの温床となっていることが多く、定期的に掃除することがおススメです。
フロアマットのセルフ洗浄方法とは?
クルマのフロアマットを敷きっぱなしにしていませんか。湿気 や、靴底や傘からたれた雨水、食べこぼしなどは、放っておくとカビやダニなどの増殖に繋がり、臭いの原因となってしまいます。そのため、フロアマットも定期に洗浄することが必要です。
通常使用のクルマであれば、洗浄頻度は2か月から3か月に1回が目安とされていますが、仕事で頻繁に使用している場合や雨の多い季節は、1か月に1回のペースで洗浄するのがベストとされています。
では、どのような方法で洗浄すれば良いのでしょうか。
まず、「ユーザー自身で洗う」場合は、洗濯機ではなく手洗いが基本となります。
理由は、フロアマットの奥には、砂や小さな砂利が詰まっていることもあるため、洗濯機を使用すれば故障の原因となるからです。
手洗いの洗浄手順は、まずは車内にゴミが散らばらないように、丸めるか表側を上にしたまま、フロアマットを外に持ち出します。
次に、いきなり掃除を始めるのではなく、まずは天日干しをして完全に乾燥させることが重要。フロアマットは見た目以上に水分が吸収されていることもあるので、汚れが落ちやすいように乾燥させ、毛を立たせるのです。
マットが乾いたら布団たたきの要領で叩き、砂やホコリなどのゴミを叩き出します。強く叩きすぎるとホコリが舞ってしまうので、地面に近い場所で軽く叩き落とすのがコツ。叩き終わったら、ブラシや掃除機を使って細かな汚れをかき出しましょう。
ここまでで汚れが落ちない場合には水洗いをし、中性洗剤やマット専用洗剤を使って、ブラシでゴシゴシと洗い出します。
家庭用の高圧洗浄機を使用するのもおススメで、最後は柔軟剤で仕上げれば、香りだけでなくマットのフワフワな手触りが復活します。
最後に、完全に乾燥させたら洗浄完了ですが、洗浄後は気をつけなければならないポイントがいくつか存在。それは、運転席側のフロアマットの固定不良です。
独立行政法人国民生活センターの「乗用車用フロアマットのアクセルペダル等への影響に関する調査結果」によると、一部のアクセルペダルでは、固定していないマットがずれた場合、アクセルペダルがマットに干渉することがあったほか、市販のマットは、ずれるとアクセルペダルが戻りにくくなったり、意図せずにアクセルペダルが押し込まれることがあったとのこと。
また、国土交通省でも同様の調査がおこなわれ、マットがアクセルペダルへ干渉し、意図しない加速が生じるアクシデントがあったそうです。
これらの調査の結果から、両者はマットの固定確認を推奨しています。
国民生活センターでは、純正マットでは「固定フックが外れ、マットがずれてないか」、市販マットでは「車両の形状にあったものを選び、ペダルに干渉しないこと」を十分に確認することを推奨しています。
また、国土交通省ではマットの固定はもちろん、「フロアマットの重ね敷きはおこなわないこと」や、「運転前にフロアマットが正しく固定されているかを確認すること」などを推奨しています。
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