ホンダ「シビックセダン」8月で生産終了! グレイスも終了でセダンを整理か
次期型シビックどうなる? 日本では末っ子グレイスも生産終了?
そんなシビックシリーズの今後はどうなっていくのでしょうか。
ちなみにシビックセダンの生産終了は日本向けのみの話で、ワールドワイドでは今後も継続されます。
実は現行モデルの登場からすでに5年が経過しており、すでに世代交代のタイミングでもあります。
現在、コロナ禍で海外モーターショーが軒並み中止もしくは延期という状況ですが、2020年6月に開催予定だったデトロイトショーで次期型シビックセダンを示唆するコンセプトモデルが登場予定という噂も聞いています。
恐らく、そう遠くない時期にオンライン上で何らかの発表がおこなわれるかもしれません。量産モデルの登場は北米市場では2022モデル、つまり2021年前半でしょうか。
ちなみに次期モデルにはハッチバック/タイプRもラインアップされるそうです。ただ、2022年にスウィンドン工場は閉鎖されるため生産工場は変更されます。
現時点ではどこになるかは未定のようですが、日本生産に戻る可能性も否定できません。これが実現すると、8代目以来となる「Made in Japan」のタイプRの復活というわけです。
シビックセダンと合わせて生産終了になるセダンがもう1台あります。それは日本市場のセダンシリーズの末っ子ことグレイスです。
アジア・オセアニア向けに発売される4代目「シティ」のボディを共用しつつもフィット譲りのパワートレインを搭載したコンパクトセダンです。
2019年11月に「タイ国際モーターエキスポ2019」で5代目シティが世界初公開済み。グレイスの生産終了は世代交代の準備だろうと思っていましたが、ホンダの関係者によると「次期グレイスは導入されない」というのです。
つまり、日本で貴重な5ナンバーサイズのセダンがまた1台消えてしまうことを意味しています。
ただ、過去を振り返るとホンダの戦略変更は何度もあったので、次期グレイス計画が突如浮上するかもしれません。
Writer: 山本シンヤ
自動車メーカー商品企画、チューニングメーカー開発を経て、自動車メディアの世界に転職。2013年に独立し、「造り手」と「使い手」の両方の想いを伝えるために「自動車研究家」を名乗って活動中。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。
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