ちょっとハズしたクルマが実はカッコイイ!? 定番ではない本格4WD車5選
ユニークなスタイルが好印象だったクロカン4WDとは
●ホンダ「ジャズ」
ホンダはRVブームのころ、自社でクロスカントリー4WD車を生産しておらず、他社と業務提携契約を締結し、その1社のいすゞから「ミュー」と「ビッグホーン」のOEM供給を受けることになりました。
ホンダではミューが「ジャズ」、ビッグホーンが「ホライゾン」という車名で販売され、なかでもジャズは2ドアのショートボディで、ユニークかつスタイリッシュなデザインが話題となりました。
エンジンは3.1リッター直列4気筒ターボディーゼルのみで、トランスミッションは4速ATと5速MTを設定。
外観は全幅1780mmのワイドボディと迫力あるブリスターフェンダーによる個性的なスタイリングです。
1995年に自社開発したクロスオーバーSUVの初代「CR-V」を発売すると大ヒットを記録し、ジャズは1996年に販売を終了します。
ジャズは本家のミューほどは売れなかったため、現在は希少なモデルです。
●トヨタ「FJクルーザー」
トヨタの王道クロカン4WDといえばランドクルーザーシリーズや、ハイラックスサーフがありますが、2006年に「ランドクルーザープラド」のコンポーネントを利用した「FJクルーザー」を北米で発売。
レトロな外観と、最新テクノロジーが融合したFJクルーザーは、北米で大ヒットし、日本では2010年に発売されました。
外観は1960年に発売された「FJ40型 ランドクルーザー」をモチーフにデザインされており、ユニークな見た目ながら高い悪路走破性能を誇る、本格的なクロカン4WDです。
搭載されたエンジンは最高出力276馬力を発揮する4リッターV型6気筒のみとされ、全グレードとも5速ATが組み合わされたパートタイム4WDで、海外仕様では6速MTや2WD車も設定されています。
また、レトロなルックスだけでなく、前後ドアがそれぞれ前方と後方に開く観音開きのドアもSUVとして斬新でした。
国内外でヒットしたクルマですが、北米では2014年、日本では2018年に販売を終了し、現在は南アフリカや中東でのみ、販売が継続されています。
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急激に増殖して急激に数を減らしてしまったクロカン4WDですが、中古車ならばまだまだ入手可能です。
しかし、今回紹介したミストラルやジャズはディーゼルエンジン搭載車なため、排出ガス規制で登録できる地域が限られていることから、現存数も少なくなっています。
ほかのモデルについても、ディーゼルエンジン搭載車や商用登録のモデルについては、年式によっては大都市圏で登録できないこともありますので、欲しいという人は確認が必要です。
またクソ記事。
調子乗んなよ。