新型ハリアー vs エクストレイル 都会派? アウトドア派? 人気SUVを徹底比較
新型ハリアー vs エクストレイル スペックや価格はどう違う?
新型ハリアーのパワートレインは2種類用意されており、2リッターガソリン車はTNGAによって一新した最新のダイナミックフォースエンジンとDirect Shift-CVTを搭載。駆動方式はFFと4WD(ダイナミックトルクコントロール4WD)が用意されました。
高い動力性能と低燃費を実現する直噴エンジンと発進ギヤを追加したCVTにより、力強くダイレクトな走りとともに、素早い変速によるスポーティな走行も可能です。
ハイブリッド仕様は、2.5リッターとハイブリッドシステム「THSII」を組み合わせ、アクセルを踏んだ瞬間にわかる動力性能やダイレクト感、さらには燃費向上も実現しました。
なお、従来モデルではハイブリッド仕様は4WD(E-Four)のみでしたが、新型ハリアーでは4WDとともに2WD(FF)も設定され、選択肢が広がりました。
また、従来型に設定されていた2リッターガソリンターボ仕様は、フルモデルチェンジを機に廃止されることになります。
エクストレイルは、2リッターガソリンと2リッターハイブリッドを設定。それぞれ2WDと4WDを設定しています。
ハイブリッド車は、空力を向上させるアイテムや、アクセルオフ時の回生量を増加させる制御を採用し、2WDでは20.8km/L(JC08モード)の燃費を実現しました。
また、車体の上下動を予測して振動を軽減させる「インテリジェントライドコントロール」やコーナーやブレーキ時にエンジンブレーキを付加する「インテリジェントエンジンブレーキ」を、当時世界初搭載するとともに、安定感の高いコーナリングを可能にする「インテリジェントトレースコントロール」を標準装備。
4WD車は、走行状況に応じて前後トルク配分を100:0から約50:50に切り替えて、滑りやすい路面でも安定して走行できる「インテリジェント 4×4」などを搭載しています。
安全装備として、新型ハリアーには、歩行者(昼夜)や自転車運転者(昼間)を検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ採用の予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が装備されます。
駐車場など低速走行時における衝突緩和、被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]などの安全・安心をサポートする装備が充実しました。
エクストレイルは、高速道路において、アクセル、ブレーキ、ステアリングを自動制御する「プロパイロット」が搭載されています。
さらに、「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「インテリジェント パーキングアシスト」、「インテリジェント FCW(前方衝突予測警報)/インテリジェント エマージェンシーブレーキ」、「踏み間違い衝突防止アシスト」などの先進技術も装備されています。
現時点で新型ハリアーの正式な価格は公表されていませんが、販売店によると、ガソリン車の2WDが約299万円から、4WD仕様は約319万円から、最上級グレード「Z“Leather Package”」は約443万円(2WD)に設定されるようです。
ハイブリッド車は、約358万円から(2WD)となり、最上級グレードZ“Leather Package”が約504万円(E-Four)からとなります。
先代モデルの価格(消費税込、以下同様)がガソリン車(300万4100円から385万円)、ハイブリッド車(384万4500円から468万9300円)となっており、最新技術が搭載された新型モデルにも関わらず、エントリーグレードに関しては値下げされたことになります。
エクストレイルの価格は、ガソリン車が248万2700円から350万3500円、ハイブリッド車が329万8900円から375万6500円と、ハリアーよりも安い価格設定となっています。
※ ※ ※
現行モデルはほぼ同時にデビューしたハリアーとエクストレイルですが、ハリアーのほうが先にフルモデルチェンジすることになりました。
しかし、エクストレイルについても次期モデルが2021年にも登場するのではないかと噂されています。
次期エクストレイルの詳細は明らかになっていませんが、日産の電動パワートレイン「e-POWER」や三菱「アウトランダー」と同様のPHEVを搭載するなど、さまざまな予想がされているようです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。