ホンダ製エンジンで爆走!? 水陸両用な海のオープンカー「パンサー」のトガりすぎている性能とは
消防機能を備えたレスキュー仕様車も
パンサーは15万8000ドル(約1690万円)、「コンプリートカスタムバージョン」は19万8000ドル(約2125万円)の2種類がラインナップされています。
日本国内で販売されている高級輸入車と比較すると、ポルシェ「911カレラS」の1696万8519円や、「911GT3」の2115万円と並ぶ金額となります。
しかし、いかに高級車といえども水上航行できる性能はありません。陸上と水上の両方を楽しめるパンサーは、唯一無二のクルマといえるでしょう。
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パンサーは、ジープ「スクランブラー」をベースに開発された水陸両用車ですが、水上の移動性能の高さが評価され消防救急車として採用された実績もあります。実際に、赤色に塗装された消防車仕様のパンサーがサイレンを鳴らし走行するシーンも目撃されています。
消防仕様のパンサーは、1分間に1050ガロン(約4000リッター)の吐出量を誇るポンプを搭載し、水上での船の火災に対応するほか、陸上の建物などが火災の時には河川や湖などの岸辺から放水することが可能です。
Water Car社では、こうした特殊なカスタマイズをおこなっており、ユーザーの好みに合わせたペイントや室内のシートの変更もおこなっています。
パンサーはアメリカの左ハンドルモデルを基本としていますが、オプションで右ハンドルモデルを注文することも可能です。また、現在はオープンモデルしかありませんが、現在は取り外しができるルーフを開発中ともアナウンスされています。
なお、パンサーはボディカラーなどをはじめとした細かなカスタマイズに対応していますが、これはパンサーが水陸両用車という特殊なクルマであるため、アフターパーツによる改造の難しさをカバーするためとされています。
Water Car社では、余計なカスタムを加えると複雑な機構が故障する恐れがあるとアナウンスしています。また、タイヤとホイールもWater Car社で装着したサイズ以外装着は不可となります。
実際に、エンジンはホンダ製ですが専用のチューニングがおこなわれており、推進装置には陸上用と水上の2種類があるなど、一般的な乗用車と異なる点も多く、名実ともに「特別なクルマ」といえるでしょう。
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