今もVIPカーは人気? シャコタン&ツライチは当たり前! 海外でも注目なワケ

高級セダンをカスタムする「VIPカー」、大きなホイールに低い車高など、迫力あるそのカスタム方法は、高級車にそこまでしてしまうのかと驚かされます。しかし、ひと昔前と比べればその姿を見かけることは減ったように思えます。彼らは今、どうなっているのでしょうか。

海外でも人気なVIPカー文化

 過去に東京オートサロンに出展した経歴を持つ、首都圏のカスタム店スタッフは以下の通り話します。

「今やVIPカーは、日本が誇る立派なカスタムの一種です。以前、オートサロンに出展した際は、外国人からその場で受注したこともありますし、年々海外からの問い合わせは増えています。

 しかし、発祥が暴走族ですから、マイナスイメージが多いのは仕方ありません。ただ走っているだけで怒鳴られたり、クルマを蹴られたり、なかには駐車中にペンキをかけられていたという話も聞いたことがあります。

 クルマだけでなくドライバーの見た目も好き嫌いが分かれるのはわかります。ただ、今は昔と違って純粋にクルマを愛している人も多いことを伝えたいです」

VIPミニバンなるジャンルも存在する
VIPミニバンなるジャンルも存在する

 高級セダンをベースに車高を低くし、きらびやかな見た目を楽しむVIPカーは、海外にも影響を与えるほどのカスタムスタイルとなっています。

 実際に、アメリカでは車高の低さとツライチを組み合わせたカスタムスタイルが「ヘラフラッシュ」や「Boso Zoku(暴走族)」という名前で人気を集めているようです。

 なお、ヘラフラッシュという言葉はアメリカのアパレルショップが生み出したともいわれており、クルマのカスタムがファッションスタイルのように楽しまれていることが伺えます。

 国内外を問わず人気となったVIPカーですが、個性を主張する楽しみ方は、ファッションにも通じるところがあります。ルーツがルーツなだけにネガティブな印象も残っているものの、今なお進化し続けている文化ともいえます。

【画像】これは斬新!? セルシオ+センチュリーのVIPカーを見る!(18枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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