クルマの羽にはどんな意味がある? スポイラー&ウイングの役割とは

なぜ、スポーツカーのウイングは大きい?

 燃費を向上させるパーツとして欠かせないリアスポイラーですが、スポーツカーが装着する場合の多くは、普通車よりも巨大な形状をしています。

 また、公道での走行を想定していないレーシングカーでは、さらに大きなリアウイングを装着している場合もあります。

 なぜ、抵抗が多いとされる大きな「羽」が装着されるのでしょうか。

レースカーには大型なリアウイングが採用されている
レースカーには大型なリアウイングが採用されている

 その答えは、スポーツカーやレーシングカーが装着するスポイラーやウイングは、乗用車のように空気の流れを整えて燃費を向上させるものではなく、空気抵抗を利用してクルマを地面に押し付けるために備わっているからです。

 地面に押し付ける空気抵抗の力は「ダウンフォース」と呼ばれ、主にリアタイヤを押し付ける力として使われます。

※ ※ ※

 近年の高級スポーツカーでは、一定の速度になると格納されていたリアスポイラーがせり出してきたり、角度が変わるなどの電動で動くタイプが主流となっています。これは、ポルシェ「ケイマン」「パナメーラ」や、マクラーレン「720S」、国産車ではレクサス「LFA」にも採用されています。

 また、ホンダの軽自動車「S660」にも同様の装備がオプションとして設定されており、スポーツカーが装備するリアスポイラーも、年々進化しているといえるでしょう。

【画像】どの羽が好き? 名車の羽を見る!(14枚)

参加無料!Amazonギフト券贈呈 自動車DXサミット BYD登壇 最新事例を紹介(外部リンク)

画像ギャラリー

Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

1 2

実績500万人超!お得に車売却(外部リンク)

新車不足で人気沸騰!欲しい車を中古車で探す

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る

【2025年最新】自動車保険満足度ランキング

最新記事

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー