クルマの羽にはどんな意味がある? スポイラー&ウイングの役割とは
なぜ、スポーツカーのウイングは大きい?
燃費を向上させるパーツとして欠かせないリアスポイラーですが、スポーツカーが装着する場合の多くは、普通車よりも巨大な形状をしています。
また、公道での走行を想定していないレーシングカーでは、さらに大きなリアウイングを装着している場合もあります。
なぜ、抵抗が多いとされる大きな「羽」が装着されるのでしょうか。
その答えは、スポーツカーやレーシングカーが装着するスポイラーやウイングは、乗用車のように空気の流れを整えて燃費を向上させるものではなく、空気抵抗を利用してクルマを地面に押し付けるために備わっているからです。
地面に押し付ける空気抵抗の力は「ダウンフォース」と呼ばれ、主にリアタイヤを押し付ける力として使われます。
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近年の高級スポーツカーでは、一定の速度になると格納されていたリアスポイラーがせり出してきたり、角度が変わるなどの電動で動くタイプが主流となっています。これは、ポルシェ「ケイマン」「パナメーラ」や、マクラーレン「720S」、国産車ではレクサス「LFA」にも採用されています。
また、ホンダの軽自動車「S660」にも同様の装備がオプションとして設定されており、スポーツカーが装備するリアスポイラーも、年々進化しているといえるでしょう。
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