盗難被害ワースト1はトヨタの人気車!? 狙われやすい時間や場所とは
盗難されやすい時間は? 対策方法は?
今回の調査では車両本体の盗難1件あたりの平均支払保険金も公表されました。支払保険金額は、近年増加傾向にあり、今回は、401万4000円(2019年度調査では361万4000円)となっています。車名別の盗難状況からも、比較的高額な車両が狙われることが多いと推測できます。
盗難される発生時間帯は、「深夜から朝(22時から9時)」が70.3%を占めていますが、その発生比率が減少し、日中の発生比率が増加傾向にあるようです。
従来、窃盗犯は深夜から朝にかけて薄暗い場所で窃盗に及ぶ傾向があります。これは、例年11月のデータを基に調査を実施していましたが、今回は日の入りが早い2月のデータを基に調査を実施したことから、日中時間帯でも薄暗い時間の犯行が増えたものと予想できます。
なお、盗難の発生場所については、51.3%と過半数が「自宅(屋外)」で発生。「契約駐車場(屋外)」も含めると、車両本体盗難の74.1%が屋外で発生しており、屋外駐車場の車両が圧倒的に狙われやすい傾向があるようです。

また、盗難等防止対策として、普段から「バー式ハンドルロックや警報装置などの盗難防止機器を使用する」「防犯設備が充実した駐車場を利用する」「貴重品は車内に放置しない」など、複数の防犯対策を講じることが有効です。
さらに、自宅の駐車場でも安心せずに、防犯カメラや防犯灯などを利用して窃盗犯が心理的・物理的に侵入しづらくすることも重要だといえます。
Writer: くるまのニュース編集部
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