全長5m&700馬力超えが存在!? 北米SUVがアツい! 日本と異なるSUVモデル
北米でもトヨタが人気!? 日本でも人気のあのSUVだった
では、実際に北米で売れている車種はどんなSUVでしょうか。2020年の第一四半期のSUV販売トップ5は以下の通りです。
1位:トヨタ「RAV4」
2位:シボレー「エクイノックス」
3位:ホンダ「CR-V」
4位:日産「ローグ」(日本名「エクストレイル」)
5位:フォード「エクスプローラー」
アメリカらしいSUVといえばエクスプローラーだけで、ほかは全長4.6m台のミディアムクラスSUV。しかも日本メーカーの車種が3台もランクインしているのは意外に感じる人が多いかもしれません。実は北米のSUV市場も、メインは巨大なモデルではなく手頃なサイズのモデルなのです。
日本のSUV市場で主力となっているのは、AセグメントからCセグメントのコンパクト&ミドルモデルなので、それに比べると北米の売れ筋はやや大きな車体サイズが主力といえます。しかし、イメージほど巨大なSUVが多いわけではないともいえるでしょう。
もうひとつ日本と異なるのは、ハイブリッドモデルの存在感が大きくないことです。日本では売れ筋SUVのホンダ「ヴェゼル」やトヨタ「C-HR」などをはじめハイブリッドを主力とするモデルが目立ちます。
一方、北米ではRAV4のハイブリッド比率が20.6%(2019年実績)、CR-Vは2018年秋に発表された2020年モデルでやっとハイブリッドが登場したばかりという状況でSUVのハイブリッドが一般的とはいえません。
ところで、そんな北米のSUV市場では2020年、トップセラーのRAV4に「RAV4プライム」と呼ぶプラグインハイブリッドモデルの追加が予定されています。
通常のRAV4ハイブリッドに対してバッテリーを大きくするだけでなくひとまわり大きなモーターを組み合わせ、「単にエコなだけでなく力強い加速が特徴」というハイブリッドカーがどこまで支持されるのか見守りたいところです。
Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。
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