今なら爆売れ必須!? トヨタ「ハイラックスサーフ」の現代版! 謎の「4ランナー」とは

日本で姿を消したものの、新型が登場している車種

 4ランナーは、かつて日本でも「ハイラックスサーフ」の名前で販売されていました。

 日本ではSUVやクロスオーバースタイル、ミニバンが人気を誇っており、4ランナーのように堅牢なラダーフレームを持つクルマは少なくなっています。

 一方、海外ではかつてのハイラックスサーフのように、大型で頑丈なクルマの需要は依然として残っています。

 こうした日本と海外の需要の差から、日本では姿を消しつつも、海外では後継車種が販売されている例は4ランナー以外にもあります。例えば、トヨタ「ハイランダー」もそのひとつです。

かつて日本では「クルーガー」として販売されていた「ハイランダー」
かつて日本では「クルーガー」として販売されていた「ハイランダー」

 ハイランダーは、かつて「クルーガー」の名前で販売されていたSUVです。2000年に初代が登場し、2005年にはハイブリッド車が投入されましたが、1世代のみで販売が終了してしました。

 しかし、北米では2007年に2代目が発売され、現在は2019年に登場した4代目が販売されています。ハイランダーはオーストラリアでも販売され、こちらでは日本と同じ「クルーガー」となっています。

 また、オーストラリアでは現地特有の装備である「ナッジ・バー(ブル・バー)」が、オプションとして用意されています。

 日本では「アニマルガード」と呼ばれることもあるこの装備は、オーストラリアでは「ブル・バー」と呼ばれ、走行中に動物と接触した際にクルマのダメージを軽減する装備です。

 ハイランダーおよびクルーガーは、4ランナーのような強固なラダーフレームではなく一般的なモノコックボディですが、ハイブリッド車が設定され、比較的リーズナブルな価格なこともあり人気を集めています。

※ ※ ※

 日本では、道路の整備が進み、悪路を走れる堅牢なクルマの需要はごく限られたものになっています。しかし、世界では悪路が多い地域も少なくありません。

 そうした地域では、ハイラックスサーフのように、丈夫なクルマが求められ続けているといえるでしょう。

 日本では姿を消していったクルマたちのなかにも、海外では変わらぬ人気を誇り、販売され続けている車種もあるのです。

【画像】これが現代版ハイラックスサーフ? 4ランナーを見る!(13枚)

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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