ドライブスルー八百屋スタート!? コロナ接触減らす取り組み GW期間中に実施へ

GW期間中に東京含む8都道府県ででドライブスルー「八百屋」が開始されたようです。クルマから降りずに新鮮な野菜を購入できる取り組みとは、どのようなものなのでしょうか。

産地から送られる新鮮野菜セットがドライブスルーで

 関東を中心に業務用野菜などの卸売販売を展開する株式会社フードサプライは、2020年4月30日から5月9日のGW期間に「ドライブスルー八百屋」を展開します。新型コロナウイルスの影響により、他者との接触を減らす試みが注目されているなか、クルマから降りずに新鮮な野菜を購入できる「ドライブスルー八百屋」とはサービスなのでしょうか。

ドライブスルーで野菜が買える新たなサービス(画像:株式会社フードサプライ)
ドライブスルーで野菜が買える新たなサービス(画像:株式会社フードサプライ)

 今回、ドライブスルー八百屋を展開する株式会社フードサプライは、自社農園を持つだけでなく全国の農家から野菜を定期購買契約することで新鮮な野菜を仕入れ、自らがインターネット販売などをおこなうほか、外食業者や介護食業者へ卸売りを展開している企業です。

 サービスについて、株式会社フードサプライは以下のように述べています。

「新型コロナウイルスの影響で外食産業の売上が激減するなか、飲食店向けに青果を栽培する全国の契約産地でも商品が余り、このままでは多くの野菜が廃棄となってしまう危機的状況を迎えています。それらの野菜をお得に詰め合わせ、お客様に安全安心な方法でお届けしたいとの思いから企画しました」

 飲食店の営業休止による在庫の余剰が、サービス開始の背景のようです。

 また、ドライブスルー形式にした理由について、担当者は「ネットよりも『早さ』を実現でき、非接触型であるため」と話しており、産地から送られてきた野菜の新鮮さを重視した経緯があるようです。

 販売されるのは「もったいない野菜セット」と呼ばれる、契約農家や自社農園から届いた野菜やお米がセットになった商品です。

 購入に関しては、クルマから降りることなく積み込みまでおこなってくれるため、人との接触を極力抑えることができる点が安心でしょう。

 野菜セットの内容は、全国の農家から提供された16種類の野菜に加えて、フィリピン産のバナナやニュージーランド産のゴールドキウイも含んだ18種類となっており、バラエティに富んだ内容です。

 価格は「卸価格」であるため、「米ありセット」が税込みで5000円、米なしセットが税込で3500円となっています。

 株式会社フードサプライの担当者によると、同様の野菜をスーパーで買うより「2割程度」安いとのことで、リーズナブルな新鮮野菜という点が嬉しいポイントです。

 販売スケジュールは地域により、販売時間は10時から17時ですが、静岡県は11時から17時、横浜は9時から15時となっています。

 サービスが展開される地域について、関東圏では東京都が大田区京浜島と国立市谷保、千葉県は野田市中根、神奈川県は横浜市神奈川区栄町、埼玉県は川口市差間となっています。

 また、そのほかの地域では静岡県が静岡市葵区東静岡、大阪府は大阪市生野区田島、福岡県は筑後市大字井田、北海道は札幌市中央区南となっており、各配送センターや提携企業の敷地内でおこなわれる予定です。

 なお、当日の用意は若干数となっているため、事前にWeb上で予約することが推奨されていますが、地域によっては予約だけで完売している日にちもあるようです。

※ ※ ※

 ドライブスルー八百屋の今後について、前述の担当者は「今後も全国に拠点を増やし、展開していく」としています。まさにピンチをチャンスに、コロナショックの逆境に立ち向かう画期的なビジネスモデルのようです。

【画像】どんな野菜がドライブスルーで購入出来る?

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