軽市場で激戦!? ダイハツ「タント」とスズキ「スペーシア」売れ筋モデルを徹底比較
軽スーパーハイトワゴンの本領発揮! どんな大きな荷物を積める?
次に、2台の荷室について見ていきます。
軽スーパーハイトワゴンは、高い車高による広い室内空間が特徴ということもあり、どちらの車種も広い荷室を実現しています。後席を倒すことで自転車などの大きな荷物にも対応するほか、助手席を倒して長尺物を積載できるのも共通しています。
タントはリアシートを左右別にスライドできるようになっており、必要に応じて荷室を拡張できるようになっています。さらに、助手席を畳むことで長い荷物でも収納可能です。
タントに搭載されているエンジンは660ccの自然吸気/ターボエンジンです。新開発のD-CVTトランスミッションと合わせることで加速性能が向上しており、高速道路や上り坂などにおいて安定した走行性能を発揮します。自然吸気の2WD車では27.2km/L(JC08モード)という燃費性能を誇ります。
対してスペーシアは660ccの自然吸気/ターボエンジンを採用するという点で共通するものの、マイルドハイブリッドを採用していることが特徴です。標準モデルの「HYBRID G」2WD車では30.0km/L(JC08モード)の低燃費を実現しています。モーターアシストによって発進時のエネルギーを補い、燃費と加速性能を向上させているのが、マイルドハイブリッドシステムを搭載するメリットです。
予防安全装備として、タントは衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報など10種類の予防安全機能を備えた「次世代スマートアシスト」を搭載しています。万が一の事態を未然に防ぎます。パーキングアシストやコーナー接触防止などの機能も設定されているので、さまざまなシーンでドライバーへの負担を軽減してくれます。
一方、スペーシアには「スズキセーフティサポート」が搭載されています。タントと同じく衝突被害軽減ブレーキなどの機能を持つほか、軽自動車で初となるヘッドアップディスプレイや3Dビューを採用。先進的な機能も選択できる仕様となっています。
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最後に価格(消費税込)を比較すると、タントは124万3000円から197万4500円、スペーシアは129万8000円から194万3700円に設定されています。衝突被害軽減ブレーキに関して、どちらも基本的には標準装備となっていますが、一部の廉価グレードにはレスオプション仕様も設定があり、そちらを選択するとより価格が抑えられる傾向です。
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