シルビアはなぜ人気? デートからドリフトの定番に!? 長く愛される理由
中古になってから人気急上昇の謎
S13、S14、S15は、それぞれ新車販売時には人気に浮き沈みがありました。しかし、生産終了後には軒並み人気が復活するとともに、中古車の相場価格も上昇しているのです。

そのきっかけは、日本国内で最高峰のモータースポーツと称される「スーパーGT」の前身でもあるJGTCに歴代シルビアをベースとしたレーシングカーが出場していた実績や、その後世界中を巻き込んでシルビア人気を押し上げたのがドリフト競技での活躍でした。
その人気は国内外を問わず、海外ではアメリカやオーストラリア、ニュージーランドで、日本から輸出されたS13/S14/S14が活躍しています。
さらに、ドリフト競技における人気から海外の自動車パーツメーカーがシルビア専用の部品を開発・販売しており、枯渇した純正部品に代わって海外メーカーの部品を輸入して使用するユーザーもいます。
ドリフト系のチューニングを得意とするカスタムショップは、次のように話します。
「シルビアは、車高調とLSDを組めばすぐにでもドリフトすることができるほどの素性の良さがあり、いまでもミニサーキットなどで実施されているドリフト系走行会では、8割以上がシルビア(S13/S14/S15)を使用しています」
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また、別の中古車販売店のスタッフによれば、「大切に乗られた状態の良いS14は、すぐに買い手が見つかり売り切れてしまう」というほどの人気だといいます。
このように、かつてS13はデートカーとして一世風靡し、現在ではドリフトマシンとして世界を虜にしているのです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。



















