速いのはどっち? トヨタ「ヤリス」と「ハイラックス」 スタートダッシュ対決
街中をクルマで走るうえで重要なのが加速です。信号待ちや山道、高速道路の車線変更などあらゆる場面で加速力の大切さを実感できます。今回は、トヨタ「ヤリス(ハイブリッド車)」と「ハイラックス(ディーゼル車)」の「異種! スタートダッシュ対決」をトヨタモビリティ東京が実験したので紹介します。
ヤリスとハイラックスのスターターダッシュ対決!
クルマの速さを求める際、最高速度や馬力を基準にすることが多いです。しかし、パワートレインの種類やコンセプトによって一概に速さを比べるのは難しいといえます。
今回、トヨタのコンパクトカー「ヤリス」とピックアップトラック「ハイラックス」で、どちらの加速が鋭いかを競うため、「スタートダッシュ対決」を実施。どのような結果となったのでしょうか。
ヤリスとハイラックスのスタートダッシュ対決を実施したのは、東京地区の販売会社であるトヨタモビリティ東京です。
対決のきっかけは、ヤリスの紹介動画を制作する流れで最初にヤリスのガソリン車とハイブリッド車の「どちらが速いか」という勝負から始まります。
登場する2人のドライバーがガソリン車とハイブリッド車に乗って勝負をするのですが、結果はハイブリッド車の勝ち。電気のスムーズな加速はドライバーを上手くアシストするようです。
そして、負けてしまったガソリン車のドライバーがリベンジとして持ち込んだのが、限定販売されている「GRGハイラックス」。これは、トヨタモビリティ東京を始めとした各地の販売会社が合同で企画したハイラックスの特別仕様車ですが、エンジンなどはノーマルと同じものとなっています。
ヤリスのハイブリッド車は、1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジン(最高出力91馬力/最大トルク12.2kgf)にモーター(最高出力80馬力/14.4kgf)の仕様です。
対するハイラックスは、2.4リッター直列4気筒ディーゼルエンジンを搭載し、最高出力150馬力の最大トルク40.8kgfとディーゼル車ならではの高トルクが持ち味となります。
このようにスペック値でみれば、トルクが太いハイラックスのほうが有利に見えますが、同時にそれぞれの車両重量も大きなポイントです。
ヤリス(ハイブリッド車)の車両重量は、1050kgから1180kgとグレードや駆動方式により異なります。対するハイラックスは、ほぼ倍の2060kgから2080kgとなり、大排気量かつトルクが太いディーゼル車でもこの重量は大きなハンデとなります。
そして、いよいよヤリスとハイラックスの勝負のときが来ます。スターターの合図によって、アクセル全開の両車ですが、やはりクルマは「軽さが命!」というように、ヤリスが瞬く間にハイラックスとの距離をあけていくのでした。
今回のヤリス勝利は、軽さに加えてハイブリッド車という電気の力でアシストされたことも大差となった要因のようです。
実際の街中では、このような加速勝負は危険です。しかし、信号待ちからの発進時にはヤリスの力強く滑らかな加速力は体感出来るかもしれません。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。