中身で勝負! ホンダ新型「シビックタイプR」2020年夏マイチェンでどう進化?
2020年夏にマイナーチェンジするホンダ「シビックタイプR」。見た目の変更はあまりないように見えるのですが、性能面で大きな進化を遂げます。どのような点が進化するのか、新旧モデルを比較します。
見た目はそれほど変わらないけど中身の進化がすごいんです!
ホンダのFFスポーツカー「シビックタイプR」が2020年夏にマイナーチェンジして発売されます。一見したところ見た目の変化が少ないように思えますが、じつは大きく変わっているというのです。
新型シビックタイプRは、どのようなところが進化するのでしょうか。新旧モデルを比較してみます。
外観で変更される部分はフロントグリルの開口部で、面積を従来モデルより+13%拡大。ラジエーターに効率よく風を導入できるように形状が変更されました。
また、ラジエーターフィンのピッチを細かくなり、放熱性が向上。サーキット走行においての最高水温を低下させることが可能です。
グリル開口部の拡大によってフロントダウンフォースが減少するのを防ぐため、フロントエアスポイラーの形状や剛性など細部までチューニングし、従来モデルと同等以上のダウンフォースレベルを確保しました。
デザイン面では、フロントバンパー/リアバンパーのガーニッシュが変更され、ロー&ワイドなデザインを強調しています。
ボディカラーは、新色の「レーシングブルー・パール」と「ポリッシュドメタル・メタリック」が追加設定されます。
内装では、シフトノブの形状が、これまでの丸型からティアドロップ型に変更されます。丸型のシフトノブは2007年からタイプRに採用された伝統あるパーツでしたが、新型シビックタイプRではやや細長い形状にすることで、手になじみやすく操作性が向上しました。
加えて、ノブの内部にカウンターウェイトを埋め込み、トランスミッション側の操作荷重とノブ側の操作荷重のバランスの最適化が図られています。
また、ハンドルの表皮には、ホンダ初となるアルカンターラ素材が採用されました。アルカンターラは生地が薄く、そのままではグリップ径が細くなってしまうため、裏地を二枚重ねしてグリップ径を維持。
触感や握り心地にこだわった新たなハンドルは、車両のダイレクト感をより感じられるように改良されました。
さらに、ハンドル内のスイッチを見ると、安全運転支援システム「ホンダセンシング」のボタンが追加されていることが分かります。
従来型では、ベースとなる「シビックハッチバック」にはホンダセンシングが搭載されていましたが、タイプRは未搭載でした。
スポーツモデルには安全支援機能は不要という声も一部ではありますが、現代のスポーツカーとして安全性も重要視されていることから、今回から全車標準設定されることになりました。
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