美しすぎるクーペや斬新な軽自動車があった!? 優れたデザインのホンダ車5選

どんなクルマでも外観のデザインは販売を左右する重要な要素です。現在、日本でもっとも売れているホンダ「N-BOX」のデザインも定評があります。そこで、過去に販売したホンダ車のなかから、秀逸なデザインと評されるモデルを5車種ピックアップして紹介します。

グッドルッキングなホンダ車を振り返る

 クルマのデザインは千差万別ですが、優れたデザインのクルマはそれだけでもヒット要因になります。

後世に語り継がれるほど優れたデザインのクルマたち
後世に語り継がれるほど優れたデザインのクルマたち

 現在、日本市場でもっとも売れているクルマといえばホンダ「N-BOX」ですが、性能や室内の広さに加え、外観のデザインも定評があります。

 そこで、過去に販売したホンダ車のなかから、N-BOX以上に秀逸なデザインと評されたモデルを5車種ピックアップして紹介します。

●初代トゥデイ

満を持して復活したホンダの軽自動車「トゥデイ」
満を持して復活したホンダの軽自動車「トゥデイ」

 1974年に生産を終えたホンダの軽自動車「ライフ」以来、11年の歳月を経た1985年にデビューした初代「トゥデイ」は、軽商用車という限られたサイズで、居住性や走りなどクルマに求められる性能、機能を最大限に発揮することを目指していました。

 外観の特徴は、最小限のスペースに格納された550cc直列2気筒水平横置エンジンに、下方配置デフの採用で実現した大胆なショートノーズです。

 このボンネットのラインがそのままフロントウインドウを経て、1315mmという低い全高に位置するロングルーフにつながるフォルムは、サイズ以上に伸びやかな印象をつくりだしています。

 また、新開発のサスペンションによってタイヤをボディの4隅に配置することができ、内装はシンプルなデザインながら大きな居住空間を確保。

 初代トゥデイは、それまでにないデザインの軽自動車を実現したことが高く評価され、1986年度にグッドデザイン賞を受賞しました。

●初代シティ

それまでのコンパクトカーの概念を覆した「シティ」
それまでのコンパクトカーの概念を覆した「シティ」

 初代ホンダ「シティ」は1981年に発売され、それまで「クルマは車高が低いほどカッコイイ」という世間一般の認識に真っ向から挑んだクルマです。

 コンパクトなボディはそのままに、いかに室内を広くするかという課題に対する解答が屋根を高くすることでした。

 ルーフを高くすると空気抵抗や操縦安定性などさまざまな影響がありますが、ホンダはそれらを解消し、全体のフォルムは台形を意識してデザインして視覚的な安定感も表現しています。

 さらに広い室内による積載性の良さを強調するために、「モトコンポ」という原付バイクを車体後部に載せるというアイデアを実現。

 エンジンは最高出力67馬力の1.2リッター直列4気筒SOHCで、決してパワフルではありませんが、軽量な車体によって十分な加速性能と、低燃費を達成しています。

 後にターボエンジンを搭載した「シティターボ「シティターボII」、オープンモデルの「シティカブリオレ」、ハイルーフ仕様とバリエーションを増やすなど、話題が尽きなかったクルマです。

●3代目シビック

デザインのみならずパッケージングと走りも秀逸だった「シビック」
デザインのみならずパッケージングと走りも秀逸だった「シビック」

 1983年に発売された3代目「シビック」は、スポーティな走りと低燃費といった基本性能の高さに加え、新しい時代のFF2ボックスカーとして、居住性や安定した走りなど、クルマに求められる性能、機能を最大限に発揮することを目指しました。

 外観は初代のデザインイメージから脱却し、空力を意識したスポーティなロングルーフのフォルムとなっています。

 室内は、100mmのスライド量を持つリクライニングシートや、内装の自然な一体感を与えるインパネまわりなど、隅々までスペースの有効活用を追求した設計がされたことにより、使い勝手が良く広い空間を実現。

 メカニズム部分を最小に、居住スペースを最大にというホンダの「M・M思想」(マンマキシマム・メカミニマム)が初めて提唱されたのが、この3代目シビックです。

 なお、こうしたコンセプトが評価され、自動車として初めてグッドデザイン大賞に輝いています。

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