2000馬力で約2.6億円!究極のハイパーEV ロータス「エヴァイヤ」ってどんなクルマ?

ロータス・カーズは2020年4月15日、同年後半から生産が開始されるフルEVハイパーカー「エヴァイヤ」のカスタマイズを顧客がどのようにおこなっているのか、その詳細を明らかにした。

予約注文したオーナーが味わえる至福のツール

 イギリスのロータス・カーズは、フルEVハイパーカー「エヴァイヤ」を注文した顧客が、どのようにパーソナライズをおこなっているのか詳細を発表した。

ロータスのハイパーEV「エヴァイヤ」。2020年後半から生産開始予定
ロータスのハイパーEV「エヴァイヤ」。2020年後半から生産開始予定

 エヴァイヤは「タイプ130」という開発コードネームと同様、その生産台数は130台に限られる。2020年後半に生産が開始される予定だが、最初の年の台数はすでに世界中のオーナーに割り当てられている。

 予約注文したオーナーは、ロータス用に特別設計された最新の「タッチスクリーンコンフィギュレーター」によって、自分のクルマをイチからパーソナライズすることができる。

 このコンフィギュレーターは強力なグラフィックプロセッサを内蔵、驚くほど高詳細の「写真のような」画像とアニメーションを作成する。この開発には最新レースゲームのソフトウェアが使われている。

 このソフトウェアのおかげで、顧客はエクステリアからインテリアまで、あらゆる角度で確認しながらエヴァイヤをカスタムしていくことができるという。

 ロータス・カーズは、このコンフィギュレーターからキャプチャーされた動画を公表した。イギリス・へセルにあるロータスデザインスタジオ内にセットされたエヴァイヤは、カーボンブラックアクセントパックを装備。アトミック・レッドのボディカラーをソラリス・イエロー、およびカーボン・ブラックに変更する様子が見て取れる。

 また「レイ・トレーシング」という高度な映像技術を活用。世界中のさまざまな環境にエヴァイヤを置き、太陽光の下でボディカラーがどのように見えるか確認することもできる。

 ロータスのグローバル・マーケティング担当エグゼクティブディレクターのサイモン・クレア氏は「新しいコンフィギュレーターなど最新のデジタルツールを使用すると、ボタンをクリックするだけで、世界中のどこからでもオーナーの好みや要件に対応できます」とコメントした。

ロータス「エヴァイヤ」コンフィギュレーター。ここでボディカラーや内装、ホイールデザインなどをカスタマイズできる
ロータス「エヴァイヤ」コンフィギュレーター。ここでボディカラーや内装、ホイールデザインなどをカスタマイズできる

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 エヴァイヤ(Evija)は、2019年8月に世界初公開されたフルEV(電気自動車)のハイパーカーで、日本でも同年9月に発表されている。

 4つのモーターを備える4WDモデルで、トータル出力は2000ps・1700Nmと、ロードカーとしては史上最強だ。

 800kWの電力を供給可能なユニットで、実現すればおよそ9分でフル充電が可能。350kW充電器では18分という。最大航続距離はWLTP複合サイクルで250マイル(約400km)を誇る。

 0-100km/h加速は3秒未満、0-300km/h加速は9秒未満、最高速度は320km/h超というパフォーマンスを誇り、車両価格は200万ポンド(日本円で約2億6000万円)。

 エヴァイヤの予約には25万ポンド(約3400万円)の手付金が必要となる。

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