ミニカムリ爆誕!? トヨタ「ヴィオス」 日本人ウケ間違いナシなモデル!
現地でヴィオスが選ばれる理由とは
ヴィオスは、ほかのアジア圏においても高い人気を誇っています。
フィリピンでは、公用、私用を問わず、多くのフィリピン人に愛用されています。トヨタのフィリピン現地法人である「トヨタモーターフィリピン」では、ヴィオスのためのワンメイクレースとして、「ヴィオスカップ」開催。
これは、フィリピンのパンパンガ州にある「クラークインターナショナルスピードウェイ」毎年開催されているレースで、毎年大勢の観客がレースを観戦するために訪れています。
一方、タイでは冒頭のようにヴィオスは高い人気を誇るモデルでした。しかし、現行型のヴィオスは簡単に購入できるクルマではなくなったようです。
日本貿易振興機構によれば、タイの製造業における一般工の月額賃金は、413ドル、4月11日現在の日本円に直すと約4万4753円となり、単純に12か月をかけたとしても年収は約53万7032円に過ぎません。
実際に、タイでヴィオスを購入する場合、エントリーグレードでも約202万円となり、これは現地で同様に販売されているホンダ「シティ」のエントリーグレードの、約190万4500円より高い価格です。
そのため、現行型ヴィオスは苦戦を強いられており、タイの英語日刊新聞バンコックポストによれば、「タイのBセグメントを見渡すと、ヴィオスは興味深い選択肢ではなく、トヨタのブランドイメージの信用を失うことになる」ともされています。
ヴィオスは、多くの人から支持されてきたコンパクトセダンです。しかし、現行ヴィオスは、国によりその評価が大きく分かれているようです。

日本においては、Bセグメントのセダンは、自家用車としてだけではなく、企業の社用車として活躍してきた歴史があります。
しかし、近年はコンパクトカーやステーションワゴンタイプのバンが商用車としての地位を確立しました。実際に、ホンダ「グレイス」などのコンパクトセダンは、ほとんどのメーカーから姿を消しています。
しかし、世界に目を向けると、コンパクトセダンはまだまだ根強い人気を誇る車種です。ヴィオスは、東南アジア以外にも、中東などの地域で販売されており、現地ではトヨタを代表する車種のひとつといえるでしょう。
Writer: Peacock Blue K.K.
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