ランクル並のサイズ!? 未発売の「パジェロスポーツ」 海外で生き残るモデル
国内向けモデルは、約37年の歴史に幕を閉じた三菱「パジェロ」。しかし、タイなどでは「パジェロスポーツ」という3列シートのパジェロがラインナップされています。どのようなモデルなのでしょうか。
日本未発売の「パジェロ」とは?
2019年8月、国内向けモデルの生産が終了された三菱「パジェロ」。しかし、海外では3列シートの「パジェロスポーツ」というモデルが販売されているのです。日本では販売されていないパジェロスポーツとは、どのようなモデルなのでしょうか。
パジェロスポーツは、本格SUVのパジェロで培ったオフロード性能と信頼性、耐久性に加え、乗用車並みの快適性、機能性を融合させたミドルサイズSUVです。
かつて日本でも販売されていた「チャレンジャー」の後継モデルとして、海外ではパジェロスポーツ(モンテロスポーツ)の車名で販売。
2018年度には、グローバル販売が約7万7000台を記録するなど、三菱を代表するグローバルモデルです。タイの生産・販売会社であるミツビシ・モーターズ・タイランドのラムチャバン工場で生産され、世界約90か国で展開されています。
ボディサイズは、全長4825mm×全幅1815mm×全高1835mm、最低地上高218mmです。日本には「アウトランダー(3列シート)」がありますが、全長4695mm×全幅1810mm×全高1710mm、最低地上高190mmとなり、パジェロスポーツの方がひと回り大きいサイズです。
外観デザインは、三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を進化させ、フロントグリルから連続するヘッドライトと、フロントバンパーの左右部に配置したコンビネーションランプによりワイド感を強調しました。
さらに、良好な視界を維持しつつ従来よりもボンネットを高くした厚みのあるフロントフェイスや立体的で力強さを増したメッキパーツなどにより、さらに洗練されたデザインになっています。
内装では、コンソール下部に鍵などの小物類が収納できるほか、左右のどちらからでも出し入れできるアンダートレイを採用。フロアコンソール後端にはAC電源を配置し、後席の使い勝手が考えられた装備です。
また、視認性に優れた8インチカラー液晶メーターや、8インチのスマートフォン連携ディスプレイオーディオ(SDA)も採用しています。
パワートレインは、2.4リッターディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせにより、高い環境性能と軽快な走りを両立。
4WD車には、あらゆる路面状況で最適なトラクション性能と優れたハンドリング性能を両立するスーパーセレクト4WD-IIを搭載。また、オフロードモードにより、エンジン・オートマチックトランスミッション・ブレーキを統合制御し、悪路での走破性を最大限に高めています。
さらに、安全性能の強化として、先進安全装備にレーンチェンジアシスト(LCA)と後退時車両検知警報システム (RCTA)が備わっています。
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タイをはじめとするアジア圏で人気のパジェロスポーツ。日本では前出のアウトランダーがラインナップされるため導入される可能性は低いですが、クルマ好きには気になる1台です。
フィリピンではMontero sportがこのモデルで一昨年のモデルチェンジでこのボデーに既になっています。
海外向けなのに右ハンドル??