時々来るクルマの検査の案内、もし無視したらどうなるの? 必ず受ける検査とは
ユーザーが自分で出来る! クルマの日常点検はどうすればいいの?
定期点検と車検のほかに存在する重要なクルマの検査として、ドライバー自身でおこなう日常点検があります。日常点検も道路運送車両法で定められたドライバーの義務であり、安全運転には不可欠のものです。
点検時期は、月に1回程度が推奨されています。「エンジンルーム」「クルマ周囲」「運転席」の点検を実施しますが、まずはエンジンルームの点検のポイントを見ていきます。
・ウインドウウォッシャー液の量:液の量が適当か確認します。ウォッシャー液が空の状態だとポンプの破損に繋がります。
・ブレーキオイルの量:液量が上限ラインと下限ラインとの間にあるかどうかをチェックします。
・バッテリー液の量:液量がUPPERとLOWERの間(規定量)にあるか、車両を揺らすなどして点検します。
・冷却水の量:冷却水の量が上限ラインまで入っているか確認します。
・エンジンオイルの量や汚れ:オイルゲージを抜き、付着したオイルを拭きとってから、ゲージをいっぱいに差し込み、再度抜きとってオイルの量を確認します。汚れがある場合は交換します。
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次に、クルマの周囲の点検のポイントを見ていきます。
・タイヤの空気圧:空気圧はクルマの走行時の安定性や経済性に大きく影響します。ガソリンスタンドなどでもチェック可能です。
・タイヤの亀裂・損傷:タイヤの亀裂や損傷の有無を確認します。タイヤの異物チェックも入念におこないましょう。
・タイヤの溝の深さ:タイヤの溝の深さに不足がないか点検します。溝の深さが不足しているとタイヤがスリップしやすくなり危険です。
・ランプ類の点灯:すべてのランプの点灯の有無を確認し、レンズの汚れや損傷も調べます。
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最後に、運転席に座っておこなう点検を見ていきます。
・ブレーキペダル:ブレーキペダルを踏み込んで違和感がないか確認します。
・パーキングブレーキ:ブレーキの引きしろに過不足がないかチェックします。
・ウインドウウォッシャーの噴射状態:ノズルにゴミなどないか確認し、綺麗な状態にします。
・ワイパーの拭き取り状態:低速および高速にて各作動を点検します。
・エンジンのかかり:エンジンが速やかに始動して、スムーズに回転するかをチェックします。
・エンジンの低速と加速:エンジンを暖機させた状態、そして徐々に加速させた状態で違和感がないか検査します。
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日常点検についても、点検項目は多岐に渡ります。慣れるまでは一苦労ですが、すべては確実な安全運転のためです。日常点検はこまめにおこなうよう心がけましょう。
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