ルール違反の自転車増加!? 接触事故回避のために車のドライバーが注意すべきことは?

全国的な交通事故自体の減少とともに、自転車事故も10年前に比べると半減しました。しかし、ここ数年、東京都内の自転車事故は増加しています。クルマのドライバーが自転車と事故を起こさないためには、どうしたらよいのでしょうか。警察に聞いてみました。

信号無視が最多!? 自転車検挙数は10年前の10倍に

 警察では、ルールを守らない自転車利用者が関与する交通事故が増えていることから、自転車利用者の交通ルール違反に対する指導・警告・取り締まりを、都内一円でおこなっています。

信号無視で検挙される自転車がもっとも多い
信号無視で検挙される自転車がもっとも多い

 2018年の取り締まりでの検挙件数は、過去10年間で10倍に増加。検挙件数では信号無視が9316件ともっとも多く、指導警告は無灯火に対して47万929件、歩行者がいるのに徐行しない「歩道通行者に危険を及ぼす違反」は29万3295件にのぼりました。

 また2017年のデータでは、自転車事故の相手当事者は乗用車が一番多く、次いでトラックなどの貨物自動車となっています。

 自転車とクルマの接触では、自転車側だけがケガをすることが多いため、基本的にはクルマが加害者、自転車側が被害者となるケースが多かったといいます。

 ただし、「自転車も車両なので、自転車が信号無視して交差点に進入し、青信号で進んだクルマと接触したら、もちろん自転車が悪くなります」と前出の警察署職員はいいます。

 自転車運転のマナーの悪さは社会問題にもなっており、右側通行や信号無視、スマホを操作しながらの走行などで事故が発生した場合、ルールを守らなかった自転車の過失割合も大きくなる傾向にあることは事実です。

 しかし、いくら自転車の運転が無謀であっても、事故を起こしたときにクルマの過失がなくなることはないでしょう。クルマのドライバーは、事故を起こさないように注意深く運転することが求められています。

【画像】ルール違反の自転車はなぜ多い?(8枚)

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